朝7時半、伊予亀岡駅から歩き始めたソルティの足取りは軽快とはほど遠いものであった。

昨日は松山市内からこの伊予亀岡までの約32㎞を歩き、そこから予讃線に乗って、宿のある伊予北条まで戻った。
何時間もかけて歩いた道をわずか20分で帰っていく徒労感。
疲れが倍増した。

その上、どうやら風邪を引いたらしい。
喉の痛み、鼻水、痰、咳、体熱感、だるさ。

昨夜は早めに布団に入って、しっかり眠るつもりだったが、そうは問屋が卸さなかった。

泊まったのは民家を改造したユースホステル。
夜遅くまで元気なユースのはしゃぐ声が聞こえていた。
飼っている犬の吠える声も。

ユースでない自分をしっかり痛感させられた😥😥

そんなわけで、足取り重く伊予亀岡駅を出発したソルティであった。

駅前からへんろ道に入って、すぐのところで思わず足を止めて、感嘆の声を上げた。

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手入れをしているおばちゃんに話を聞くと、もう何十年も趣味で育てていると言う。
段上になるよう丈を長短揃えて、花球が大きくなるように咲かすのは、技術がいるそうである。
「ここはへんろ道なので、通りかかった遍路さんの目の保養になればと思って・・・。毎年、夏から準備しているんですよ」

今、9割の開花状況とのこと。
「あと数日で終わりでしょう」

「きれいに咲かすには根をしっかり張らせないとダメ。人間と同じ。すぐにぱっと咲くのは、小ぶりですぐに枯れてしまう。じっくり栄養つけて根がしっかり張ると、最後に大輪の花をつける」

いささか耳の痛い言葉ではあったが、まさに開花時期にここを通りかかった幸運に感謝した。

その後の足取りが軽くなったのは言うまでもない。