四国遍路していて、いやでも気づかざるを得ないことの一つは、かつての繁華街のさびれようである。
これはもう本当に、目も当てられないくらい凄まじい。

昔からのへんろ道は宿場の街道沿いを通っているので、つい数十年前までは、そこが町一番の目抜き通りだった。
様々な店が立ちならび、たくさんの人で賑わったはずである。
休日は家族連れが多かったであろう。
その殷賑のなかを、遍路たちは黙々と通り抜けて行った。

それが今やこのありさまである。


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上は、香川県有数の都市の一つである坂出市の駅前通り。
通ったのは日曜日である。

閑散としている、なんてもんじゃない。
廃墟に近い。
アーケードがまるでトンネルに見えた。
夜は怖くて入れないかも・・・

やっと人の姿が見えたかと思えば、路上でキャッチボールする子供たちだった。


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人々はどこへ行ったのだろう?

その答えは坂出駅前に行ったら分かった。


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「無常、無常」

そう心の中で呟いて、街をあとにした。