2018年中国
132分

 香港のスピルバーグと称されるツイ・ハーク監督の歴史アクション映画。
 テンポの良さと高度のCG技術駆使によるファンタジーあふれる映像世界に魅了される。
 体を動かすのも、物を考えるのも、人と話すのも億劫な酷暑の休日、冷房の効いた部屋で冷たいドリンクとスナック菓子を脇に鑑賞するのに手頃な映画である。
 な~んも考えなくてよい。

 妖術を使う悪との闘いの最後の切り札となるのが、深山幽谷で仏道修行に励んでいる聖者——というのがアジアらしい。『レインボーマン』を思い出した。
 集団催眠で天女や竜や巨大怪物を幻視させる敵の妖術に対し、善側は大乗経典(経名は忘れた)を唱えることで幻想を破る、といった趣向も面白い。

 仏教の功徳でトラブルを解決するというのはアジアの伝統的な物語形式の一つである。日本の場合、能楽にその伝統が一番残っているように思う。



評価:★★

★★★★★
 もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★  面白い! お見事! 一食抜いても
★★★   読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★    いい退屈しのぎになった
★     読み損、観て損、聴き損