2015年イギリス、アメリカ
123分
『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(2012年)の続編。
ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、ペネロープ・ウィルトン、マギー・スミスといったベテラン英国名優チームの中に、本作ではハリウッドの正統派二枚目スターであるリチャード・ギア投入というサプライズがなされる。
リチャード・ギアもついに名優入りか、というよりも、ついにマリーゴールド入居かという感慨が湧いた。
御年71歳である。
リチャード・ギアは役者というよりスターである。
英国の名優たちの中に混じって埋もれないだけのオーラーは、やはり天性のものである。
大衆は、演技の上手い地味な役者より、華のあるスターに惹かれる。
リチャード・ギア(のようなキャラ)が宿泊しているだけで、マリーゴールド・ホテルの繁盛は約束されたも同然。
前作同様、自由気ままで個性的な老人たちの異国でのハプニングが描かれる。
中心となるのはやはり各人の恋愛模様。
欧米人は老いても盛んだ。
プロムの夜から始まる“つがい幻想”は根強い。
正直、ちょっと辟易した。
おすすめ度 : ★★
★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★ 面白い! お見事! 一食抜いても
★★★ 読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★ いい退屈しのぎになった
★ 読み損、観て損、聴き損