2007年
104分

 ホラー映画。
 怖くもないし、不気味でもないし、深遠でもないし、スピリチュアルでもないし、とくに映像が凝っているわけでもないし、ビックリ仰天が待っているわけでもない。
 つまらないわけではないが、特別面白いわけでもない。
 この映画を撮りたいというモチベーションはどこにあったのだろう?

 正直、ソルティは、黒沢清が才能ある監督であることを認めるにやぶさかでないが、これほど高い国際的評価を得ている理由がよく分からない。
 ちなみに、これまで観た黒沢映画は、『CURE』、『カリスマ』、『回路』、『岸辺の旅』、『スパイの妻』である。

 本作で印象に残ったのは、その昔、真田広之やイチローを虜にした“魔性の女”、葉月里緒奈の研ぎ澄まされた美貌。

窓とおばけ




おすすめ度 :★★

★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★  面白い! お見事! 一食抜いても
★★★   読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★    いい退屈しのぎになった
     読み損、観て損、聴き損