1960年日活
86分
トニーこと赤木圭一郎主演「拳銃無頼帖シリーズ」第1作。
ついに“禁断”の赤木圭一郎に踏み入れてしまった (゚∀゚)アヒャヒャ
なんで禁断なのか自分でもよく分からないが、たぶん、その昔耳にした「美輪明宏の恋人だった」とかという噂が妙な煙幕となって、彼を遠ざけていたようである。
まあ、裕次郎や小林旭はじめ日活のアクション映画には興味なかったというのが一番の理由であるが。
まだ一作目なので、赤木圭一郎の魅力がよく実感されなかった。
感じとしては、時代劇映画とくに眠狂四郎シリーズにおける市川雷蔵のようなイメージだろうか?
暗い過去や秘密を宿した母性本能をくすぐる無頼漢。
演技も歌も上手くはない。
ブルージーンズが似合うあたりが、裕次郎とも旭とも違ったアメリカンな色気を感じさせる。
共演の浅丘ルリ子の美しさも特筆すべき。
この人は演技力が優れているのに、日活アクションスターの恋人役として毎回つまらない役柄ばかりやらされて、つくづくもったいなかった。
日活ジェンダリズムの被害者と言っていい。
もう一人、特筆すべきは宍戸錠。
ニヒルな笑いを振りまくダンディな殺し屋として異彩を放っている。
こんな役作りができる達者な俳優だったとは!
豊頬手術と『食いしん坊!万才』4代目レポーターのイメージしかなかった。
赤木圭一郎はゲイだったのかなあ~?
21年という人生は、それを云々するにはあまりにも短い。
★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★ 面白い! お見事! 一食抜いても
★★★ 読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★ いい退屈しのぎになった
★ 読み損、観て損、聴き損