今回ショックだったのは、18切符では盛岡(岩手県)から青森(青森県)に直接行けないという事実を知ったことであった。
いつの間にかJR東北本線の終点は、青森駅でなく、盛岡駅になっていたのだ。
もちろん、盛岡駅から、岩手県内(盛岡~好摩~金田一温泉)を走るIGRいわて銀河鉄道、および青森県内(目時~八戸~青森)を走る青い森鉄道を乗り継いで、青森駅に行くことはできる。
しかし、この2つの路線の運営はJRではなく、半官半民のいわゆる第3セクターなので、18切符は使えない。別に切符(5590円)を買わなければならない。
どうあっても18切符だけを使って盛岡から青森に行きたいのなら、盛岡駅からJR田沢湖線で大曲駅まで行ってJR奥羽本線に乗り換え、秋田~東能代~大館~弘前経由で青森駅を目指すという、秋田県経由の大回りをとるしかない。
JRの在来線が、本州のすべての都府県をつないでいる時代はとうに終わっていたのだと、今さらながら気づかされた。
googleマップより
今回は、秋田県から五能線に乗って日本海沿線を北上したかったので、盛岡からIGRいわて銀河鉄道で好摩まで行き、JR花輪線に乗り換えて大館まで行き、JR奥羽本線に乗り換えて東能代下車。
そこから五能線に乗った。
五能線は日に数本の各駅停車のほか、春から秋の期間は観光用の臨時快速列車「リゾートしらかみ」が走っている。
全席指定で乗車券(18切符もOK)のほかに500円強の指定席券が必要となる。
全席指定で乗車券(18切符もOK)のほかに500円強の指定席券が必要となる。
となると、どうあっても海側の窓側席をとりたいのが人情。
出発5日前にJRのホームページで空席状況を確認したら、すでに窓側席は埋まっていた。
各駅列車でもいいかなと思いつつ、出発前日に再度確認したら、一席キャンセルが出た。
即クリックした。
早朝の空いた車両で緑のトンネルを抜ける快適さ
進行方向左手に岩手山(2,038m)
石川啄木のふるさと「渋民」付近
右手に姫神山(1,124m)
なだらかでシンメトリカルな山容が美しい
十和田南駅
ここでスイッチバックする(進行方向が変わる)ため数分間停車
東能代駅
能代市は林業とバスケが盛ん
列車の形をした待合室
中は冷房が効かず暑かった
五能線リゾートしらかみ「くまげら」号
ゆったりした柔らかいシート、大きな窓、別に展望ラウンジも設けてあり、快適そのもの
ザ・日本海
秋田と青森の県境あたり
もっとも景色の美しい区間で列車速度を落としてくれる=シャッターチャンス
おだやかな波
冬の日本海はこうはゆかない
十二湖駅(青森県)で下車

進行方向左手に岩手山(2,038m)
石川啄木のふるさと「渋民」付近
右手に姫神山(1,124m)
なだらかでシンメトリカルな山容が美しい
十和田南駅
ここでスイッチバックする(進行方向が変わる)ため数分間停車
東能代駅
能代市は林業とバスケが盛ん
列車の形をした待合室
中は冷房が効かず暑かった
五能線リゾートしらかみ「くまげら」号
ゆったりした柔らかいシート、大きな窓、別に展望ラウンジも設けてあり、快適そのもの
ザ・日本海
秋田と青森の県境あたり
もっとも景色の美しい区間で列車速度を落としてくれる=シャッターチャンス
おだやかな波
冬の日本海はこうはゆかない
十二湖駅(青森県)で下車

このあたりには大小12の湖沼が点在する
もっとも有名な青池
天候や時間帯によって色が変化する
ブナ天然林を歩く
小一時間の散策コースがおすすめ
ここから白神岳(1,232m)頂上へは約8時間かかる
コースは廃道状態にあるとか
沸壺の池
五能線に戻って白神山地をあとにする
漁村
湾の向こうに男鹿半島
千畳敷
1792年(寛政4年)の地震で隆起したと伝えられる海岸段丘面。
津軽藩の殿様がここに千畳畳を敷かせ大宴会を開いたとされることからこの名がある。
この駅で10分間ほど停車時間を設け、警笛が鳴るまで自由に散策できる。
カメラを向けたら近寄ってきた人懐っこい海鳥
シギだろうか?
七面鳥くらいの大きさがあった
かわいい目をしている
「あっ、警笛が鳴った!」
「あっ、警笛が鳴った!」
進行方向右手に岩木山(1,625m)
「帰って来いよォ~」