2019年12月の左足首骨折から、じき丸4年になる。
 通院リハビリ、家での自主リハビリ、スポーツジムでの水中ウォーキングやストレッチ、マシントレーニング・・・と徐々にステップアップしながら、少しづつ連続歩行距離を伸ばしてきた。
 趣味の登山も、これまでに高尾山大高取山武甲山赤城山と難度を上げてきた。
 最終的な目標は秩父の両神山(1723m)である。
 そこで要となるのは標高ではない。長時間・長距離のアップダウンにどれだけ足首が耐えられるか、である。
 今秋の両神山制覇を視野に入れ、全長約15km、関東でもっとも有名な「富士の見える縦走コース」にチャレンジした。

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標高の一番高い陣馬山からスタート
だんだんと尾根を下って、高尾極楽湯をゴールとする

● 歩行日 2023年10月2日(月)
● 天気  曇り時々晴れ
● 行程
07:25 JR中央線・藤野駅前発(神奈川中央交通西バス)
07:35 陣馬登山口バス停下車
    歩行開始
09:30 陣馬山頂上(855m)
10:00 出発
10:35 明王峠(738m)
11:50 景信山頂上(727m)
    昼食(60分)
12:50 出発
13:35 小仏城山頂上(670m)
14:00 出発
14:45 高尾山頂上(599m)
15:00 出発
16:15 高尾山口駅
16:20 高尾極楽湯
    歩行終了
● 最大標高  855m
● 最大標高差 530m 
● 所要時間  8時間45分(歩行6時間5分+休憩2時間40分)
● 歩行距離   約15km

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JR中央線・藤野駅
ここからバスに乗って登山口へ(徒歩なら約30分)

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陣馬登山口バス停
ここで降りたハイカーは自分を含め5人だった

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一の尾尾根コースを登る
なだらかで歩きやすいファミリー向けのコース
・・・・と言われるが

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結構きつかった!
とくに最後の階段は「どこまで続くのか、このヤロー!」と思った
山頂まで1時間50分、休憩2回
休憩時には靴と靴下を脱いでマッサージするのが筋肉痛を防ぐコツ

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山道の真ん中に陣取って励ましてくれたヤマアカガエル
全長6cmくらい

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陣馬山登頂!
甲斐の武将・武田信玄が陣を張ったことからこの名がある

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雲に隠れて富士山は見えなかったが、平日の山頂は人もまばらで広々とすがすがしい
本日最高点
あとは下りだから楽チン・・・と思ったら大間違い

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なんとここは東京都であった
陣馬山~景信山~小仏城山の稜線は、東京と神奈川の境界線をなしている

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景信山までの尾根道はもっとも快適な鼻歌ロード
(ただし、まき道をたどれば)
前を行く2人組の外国の男を追い抜く

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まるで公園の遊歩道のような歩きやすい道が続く

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雰囲気あるクマザサの道

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シロヨメナ(別名ヤマシロギク)

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山には山の愁いあり(ノアザミ)

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景信山登頂!
ここには東側(東京)と西側(神奈川)、2つの休憩所がある

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関東平野を見下ろしながら、上半身裸になって昼食

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都心のビル群がつくる地平線の壁
東京スカイツリー(634m)が頭一つ抜けている

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富士の見える西側の休憩所
これからの季節、休日は人であふれる

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これから歩く小仏城山~高尾山の稜線の向こうに、丹沢の山々が望める
もちろん天気が良ければ富士山も

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小仏峠(548m)の狸ファミリー

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小仏城山登頂!

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茶屋の周りにハイカーが憩う

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ここの昔からの名物はなめこ汁だが、最近はかき(夏季)氷も大人気
レモンシロップを惜しみなくかける(400円)
こぼれたシロップめがけて蜂が飛んできた
さあ、あとひと踏ん張り

高尾城山尾根
最後に待っていた城山―高尾間の下り上りが堪えた
土の道より階段のほうがきつい
リュックからステッキを取り出した
(画像は2019年4月登山時のもの)

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高尾山登頂!
ここはやはり外国人含め人が多かった
富士山は見えなかったが、江の島が見えた

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高尾薬王院
本日登った4つの山をくらべた時、やはり高尾の空気はスピリチュアルなものを感じる。

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薬王院(真言宗)と言えば空海を想起するが、
開基は天平16年(744年)行基による

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表参道コース(一号路)を下りて高尾山口駅に到着
実はこの下りが一番きつかった
13年前に会津駒ケ岳下山中の滑落で痛めた右膝が痛みを訴えてきた
サポーターをきつく巻いてなんとかなだめつつ乗り切った
ネックは左足首でなく、右膝だった‥‥!

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吸い込まれるように高尾極楽湯へ
休日だったらここには寄らなかった
芋を洗う混雑で気が休まらない

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湯上りは生ビールと冷やしとろろそば

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はちみつレモンサワーを飲みながら、今日のふりかえり
最高のひととき

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さあ、準備は整った
いざ、両神山へ!