4月の中頃から不調が続いた。
喉の痛みと倦怠感から始まって、悪寒・頭痛・くしゃみ・微熱・咳・鼻水・痰と、一連の風邪様症状を経過したあげく、食べ物の味がおかしくなった。
なにを食べても塩味しか感じられない。
まさに、砂を噛むよな味気なさ。
常備しているラベンダーとヒノキのアロマオイルを鼻孔に近づけたところ、まったくの無臭。
味覚と嗅覚に異常が起きている。
そのままGW入りした。
なんだか落ち着かないのは原因が特定できないからだ。
コロナ?
風邪?
コロナ後遺症?
家にある抗原検査キットを日をあけて3回やったが、すべて陰性(-)。
コロナでは・・・ない?(もっとも、抗原検査陰性でもコロナ感染しているケースが多いようだ)
風邪にしては妙に長引くし、これまでに風邪で味覚障害になったことはない。
ひょっとして、いま巷で騒がれているコロナ後遺症?
子供の頃にかかった水疱瘡ウイルスが、大人になってから宿主の免疫力の低下によりヘルペス(帯状疱疹)を引き起こすように、一昨年わが身に侵入したコロナウイルスの残党が、復活のチャンスとばかりに活性化したか?
たしかに発症前の数日、寝不足と疲れが続いていた。
とりあえず、外出時はマスクをつけるようにし、市販の葛根湯で症状を抑えた。
GW後半に知り合いの山荘に2~3日遊びに行った。
周囲はウグイスやコジュケイの鳴き声しきりの深い森。
そこで症状が悪化した。
滞在中は天気こそ良かったが、結構な風が吹いていた。
森の中を散策した後に、くしゃみや咳や鼻水や体熱感が起きて、頭がぼうっとした。
鏡を見たら顔全体が赤かった。
これ、ひょっとして花粉症?
たしかに、数年前からスギ花粉アレルギーの洗礼を受けていた。
が、スギ花粉のシーズンは早春である。(ピークは2月上旬から4月中旬)
ありがたいことに、今年はスギ花粉の影響はほとんど感じなかった。
「今年は無事乗り切った」と安堵していた。
よもやGWに花粉症になるとは思わなかった。
スギでなければその正体は・・・・?
ヒノキ花粉のシーズンはスギより一ヶ月ほど遅れる。
ピークは3月中旬から5月上旬。
たしかに、GW明けてからは楽になっている。
アロマオイルの香りが戻り、味覚も復活した。
南無三。
スギに加えてヒノキも天敵になってしまったのか?
もはや春の山登りはあきらめるほかないのか?