前回の15幅に続き、残り15幅を観に行った。
 大型連休中とは言え、平日だったので、ゆっくり観ることができた。

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東京国立博物館 表慶館

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今回は外国人客が目立った。
そもそも、いまの若冲人気の立役者は、日本人ではなく、アメリカの美術収集家ジョー・D・プライス(1929ー2023)。2006年に東京国立博物館で開催された『プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展』で人気に火がついた。

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Phoenix(フェニックス)=不死鳥

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手塚治虫の“火の鳥”を想起させる色っぽさ

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スズメたちの語らいが聞こえてくる

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コイ科のオイカワと思われる。
ヤマベ、ハエなどとも呼ばれる。
色描写の見事さ!

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タケノコ貝の一種か?
若冲の絵には風変わりな生き物が散見する。

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謎の水中生物
AIの見立てでは、古生代カンブリア紀に生息していたハルキゲニア。
But,若冲がそれを知っていたとは想像つかない。
一体、どこからモデルを得たのだろう?

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続いて本館へ

 現在、アイルランドのチェスター・ビーティー卿(1875–1968)の膨大なコレクションの中から、選りすぐりの日本の物語絵25点を特別展示中(~7/20)。
 絵巻物好きにはたまらない逸品ぞろいである。

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『竹取物語』の一コマ(17世紀、紙本着色)
お婆さん、若い!
翁が鎌でなく刀剣持っているのも、いとをかし。 

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『源氏物語』より、若紫発見シーン(17世紀、紙本着色)
少女を垣間見(覗き見)している光源氏。
このあと自宅へ拉致し、妾にする。
清水の舞台みたいな邸が愉しい。

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『平家物語』より「富士川の戦い」
鳥のはばたきを敵来襲と勘違いして逃げ惑う平家方の武者たち。

どの絵も保管状態が良く、色あざやか。
日本から流出したおかげで戦災を免れたか。

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伊藤若冲筆『乗興舟』(江戸時代)
若冲は晩年、相国寺の僧・大典顕常とともに京都から大坂まで淀川下りをした。
その楽しい思い出を共作でかたちにした版画巻。
やっぱり、2人はLOVELOVEだったんだろう。

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大典が詩文を書いた

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終点の天満橋に「若冲」の落款あり

トーハク庭

 トーハクは広い庭もあって、緑も多い。
 弁当持って一日過ごせる。
 来るたびに発見がある。
 還暦にして博物館の愉しさに目覚めた。

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聖徳太子16歳像(鎌倉時代、木造)