日時 2026年4月17日(日)14:00~
会場 東京芸術劇場コンサートホール(池袋)
曲目
- マーラー: 花の章
- ドヴォルザーク: 序曲「謝肉祭」
- リスト: 交響詩「マゼッパ」
- ブラームス: 交響曲第4番
指揮:平石 章人
和田一樹&豊島オケのブラームス1番で感動できなかったのが悔しく、再挑戦。
今度はブラームス4番。
学生たちの張りのあるフレッシュな響きが、ソルティの蒙をひらいてくれるかもしれない。
2階席舞台向かって右手に陣取った。
1曲目のマーラー「花の章」は、昨年12月に亡くなった金管トレーナーの北村源三氏を偲んでの追悼演奏との由。「花の章」がトランペットソロが主導する曲であるためであろう。
舞台上には、北村氏の遺影が置かれていた。
舞台上には、北村氏の遺影が置かれていた。
もともと交響曲第1番の第2楽章として構想されていたもので、美しくつややかなメロディは文字通り“花”のよう。
しょっぱなから夢見心地にさせられた。
これは幸先いいぞ。
2曲目も素晴らしい。
ドヴォルザークはマーラーに次いでソルティが好きな作曲家。
やはり、中間部に差し込まれた美しく神秘的なメロディに陶然となった。
学習院オケはチームワークがいい。
現役学生とは思えない統一感。
3曲目のリストの『マゼッパ』ははじめて聴いた。
マゼッパ?
度の強いイタリアのお酒?
それはグラッパ。
猛々しい風変わりな曲だなあ。戦意高揚的な・・・・。
休憩時間にプログラムを読んで、「へええ~!」と心の中で声を上げた。
マゼッパとは、実在したウクライナの政治家にして軍人イヴァン・マゼッパ(1639~1709)のことで、この曲はマゼッパの若き日のエピソードをもとにしたものという。
プログラムによると、
ポーランド王の小姓であったマゼッパが貴族夫人と不倫関係になり、怒った伯爵によって裸で野性の馬に縛り付けられ、荒野へ放逐されたという物語である。
なるほど、猛々しいわけだ。
マゼッパは馬が力尽きて倒れるまでの三日間を耐え抜いた。
瀕死のところをウクライナのコサックの娘に救われる。
やがて、ウクライナ諸部族の王になり、領土拡大に貢献したという。
瀕死のところをウクライナのコサックの娘に救われる。
やがて、ウクライナ諸部族の王になり、領土拡大に貢献したという。
曲は一変し、華々しいファンファーレによって幕を閉じる。
〈不倫バレ⇒拷問⇒救出⇒英雄誕生〉とは、なんて過激でドラマチックな半生だろう!
シャセリオー「気絶したマゼッパを見つけるコサックの娘」
1851年、油彩、カンヴァス(by wikimedia commons)
1851年、油彩、カンヴァス(by wikimedia commons)
休憩後のブラ4。
第1楽章の途中で股間のチャクラがビクッと動いた。
「あっ、来るかも・・・!」
が、すぐに閉じてしまった。
しばらくしてまた、ビクッ。
また閉じた。
音波はチャクラを刺激し、体内への扉を叩くも、長続きせず消えてしまう。
結局、最後までこの調子で乗れなかった。
音によるチャクラマッサージこそ、感動の秘訣なのに!
ブラームスの曲の発する音波は、どうやら質的に自分とは合わないようだ。
オケや指揮者のせいでないのは、前半のマーラーとドヴォルザークのときの反応で証明されている。
ソルティは、もっと音楽に蹂躙されたいのだよなあ。
裸で荒馬に乗せられるごとく。




