2023年タイ
130分
原題は NOT FRIENDS
笑いあり涙ありのハイスクール青春映画。
邦題は『親友かよ』と削除線が入る。
邦題は『親友
転校生のペーは、前の学校で傷害事件を起こし退学になった経緯があり、友達をつくりたがらない。
そんなペーに、隣席になった人懐っこいジョーは何かと話しかけてくる。
ペーはそれをうざったく思っていたが、ある日突然、ジョーは事故死してしまう。
大学の映画学科に無試験で入学できるコンペティション入賞を狙って、ジョーを追悼する映画をつくろうと企むペーだったが、ジョーのことをほとんど知らない自分に気づく。
ペーはクラスメートにジョーのことを聞き回る。
現在のタイの学園生活の様子がうかがえて興味深い。
いまやタイも先進国。
日本やフランスやアメリカと教育制度や設備や授業風景などは大きく変わらないようだ。
鉄筋コンクリートの校舎はモダンだし、受験戦争はきびしいし、課外授業でバスでプラネタリウムなんかにも行く。
いじめもあるし、男女交際もあるし、なんならLGBTもいる。
でも、欧米や日本の学校にくらべると、どこかやっぱり牧歌的というか健全というか、そう、ちょうど70~80年代の昭和の学園ドラマ(森田健作、中村雅俊、武田鉄矢主演)の感じがする。
ここには、たとえばアメリカなら『明日、君がいない』や『デタッチメント 優しい無関心』のような、日本なら『桐島、部活やめるってよ』のような、個人主義ゆえの神経症的な人間関係が織りなす、うざったさや殺伐した空気はない。
やっぱり、仏教国という点が影響しているんだろうか?
ま、この一作だけではわからない。
タイではBL学園ものが大人気というし、ちょっとタイドラマにハマってみようかな。
『桐島、部活やめるってよ』同様、学生たちの映画づくりが主要なプロットになっている。
ジョーの書き遺した物語を映画化する過程で、ペーはモノを作る面白さに目覚め、同じ夢を持つ仲間をみつけ、自分の中にあったジョーの存在の大きさに気づいていく。
部活動ノリの原始的な映画づくりの様子も面白いし、いろいろな葛藤にぶつかって、だんだんと変わっていくペーの姿も感動的。
涙腺崩壊ののちに、さわやかな風が吹き抜ける佳品である。
ペーを演じるアンソニー・ブイサレートは、ベルギー人の父とタイ人の母のハーフとのこと。
美形である。
美形である。
おすすめ度 :★★★★
★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★ 面白い! お見事! 一食抜いても
★★★ 読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★ いい退屈しのぎになった
★ 読み損、観て損、聴き損
★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★ 面白い! お見事! 一食抜いても
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★★ いい退屈しのぎになった
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