6日目(3/17)屋久島出発~延岡(宮崎県)到着
10:40宮之浦港 ~ 12:30鹿児島本港南埠頭(高速船トッビー)
13:09鹿児島中央駅 ~ 18:45延岡駅(JR日豊本線)
延岡の「ビジネスホテル・フクハラ」泊
高台から宮之浦を見渡して、屋久島ともお別れ。
最後まで美しい姿を見せてくれてありがとう。
快晴をありがとう。
帰りは高速船。速くて便利だが、やはり情緒はない。
鹿児島中央駅からは、お待ちかね「青春18切符」の出番である。
霧島神宮、都城、宮崎と過ぎて延岡まで約6時間半の列車の旅。
飛行機や車だと苦痛に思える6時間半が、なぜか列車だと、いや、なぜかボックスシートタイプの普通列車だと、まったく苦にならないから不思議である。同じ列車でも新幹線や特急列車やロングシートタイプの普通列車ではやはりダメである。
昔から、ボックスシートの窓際に腰掛けて、向かい側の空席に靴を脱いだ足を伸ばして、窓外の流れる景色をぼーっと見ていると時間を忘れてしまう。退屈の「た」の字もない。一応、文庫本はいつもバッグに入っているのだが、結局、列車の中では1ページも読まないでいることが多い。自分も、立派な鉄男(ノリ鉄)なのであろう。
もちろん、弁当を広げるのも最高の楽しみ。鹿児島中央駅で買った「えんこ弁当」(420円)は「こういう弁当がほしかったんだよ~」という涙ものの一品。鮭とおかかの大きなおむすびに、さつま揚げ、だし巻き卵、沢庵、ししゃも二匹が、竹皮模様の包み紙におさまって紐でくくられている。「えんこ」とは鹿児島弁で遠足のことである。この弁当を企画した人、えらい! きっとあなたも鉄男でしょう?
しかし・・・・。
延岡駅に着いた頃から、腹の調子がおかしくなった。
食べ過ぎと疲れである。
腹がエンコしたらしい。(笑)
夜は大人しく、絶食して、狭く薄暗い部屋で、つのだじろうの『恐怖新聞』と『うしろの百太郎』を読んで寝た。(ホテルのロビーの本棚にあった)
7に続く。