2002年のアニメーション。
評価が難しいなあ~。
作画の美しさ、アニメーション技術の見事さという点では、類い希なる才能なのは間違いないけれど、物語としてはカスと言っていい。
作品そのものがなんだか本編の予告編かダイジェストかプロモーションビデオみたいな感じ。若い子の熱中する携帯小説みたいに、シチュエーション(設定)とエモーション(感情)はあっても、ドラマがない。細部のリアリティの丹念な描写と構築によって観る者を物語世界(虚構)へと導いて、その世界観の文脈において、登場人物の心情なりテーマなりを理解させる、という通常の「物語」の手間をいっさい省いている。
というよりも、他者に理解させようという思いがそもそもないと見た。理解できるセンスを持つ人(世代)だけが理解できればいいよ~、という開き直りか。
でも、この作品、膨大な人間に受け入れられているんだよなあ~。
困ったもんだ。(別に困ることないか・・・・)
これがいわゆるセカイ系。
セカイ系とは・・・
『新世紀エヴァンゲリオン』の影響を受け、1990年代後半からゼロ年代に作られた、巨大ロボットや戦闘美少女、探偵など、オタク文化と親和性の高い要素やジャンルコードを作中に導入したうえで、若者(特に男性)の自意識を描写する作品群。
(前島賢『セカイ系とは何か』ソフトバンク新書)主人公(ぼく)とヒロイン(きみ)を中心とした小さな関係性(「きみとぼく」)の問題が、具体的な中間項を挟むことなく、「世界の危機」「この世の終わり」などといった抽象的な大問題に直結する作品群。
「世界の危機」とは全世界あるいは宇宙規模の最終戦争や、異星人による地球侵攻などを指し、「具体的な中間項を挟むことなく」とは国家や国際機関、社会やそれに関わる人々がほとんど描写されることなく、主人公たちの行為や危機感がそのまま「世界の危機」にシンクロして描かれることを指す。
(ウィキペディア『セカイ系』より抜粋)
興味深いのは、あの石原慎太郎がこの作品を絶賛したらしい。
あいつ、実はセカイ系か。
言われてみれば、それで納得できる部分があるなあ。
あの独り善がりとか・・・・。
評価:C-
A+ ・・・・・ めったにない傑作。映画好きで良かった。
「東京物語」「2001年宇宙の旅」
A- ・・・・・ 傑作。劇場で見たい。映画好きなら絶対見ておくべき。
「風と共に去りぬ」「未来世紀ブラジル」「シャイニング」
「未知との遭遇」「父、帰る」「ベニスに死す」
「フィールド・オブ・ドリームス」「ザ・セル」
「スティング」「フライング・ハイ」
「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「フィアレス」
ヒッチコックの作品たち
B+ ・・・・・ 良かった~。面白かった~。人に勧めたい。
「アザーズ」「ポルターガイスト」「コンタクト」
「ギャラクシークエスト」「白いカラス」
「アメリカン・ビューティー」「オープン・ユア・アイズ」
B- ・・・・・ 純粋に楽しめる。悪くは無い。
「グラディエーター」「ハムナプトラ」「マトリックス」
「アウトブレイク」「アイデンティティ」「CUBU」
「ボーイズ・ドント・クライ」
チャップリンの作品たち
C+ ・・・・・ 退屈しのぎにちょうどよい。(間違って再度借りなきゃ良いが・・・)
「アルマゲドン」「ニューシネマパラダイス」
「アナコンダ」
C- ・・・・・ もうちょっとなんとかすれば良いのになあ。不満が残る。
「お葬式」「プラトーン」
D+ ・・・・・ 駄作。ゴミ。見なきゃ良かった。
「レオン」「パッション」「マディソン郡の橋」「サイン」
D- ・・・・・ 見たのは一生の不覚。金返せ~!!