2008年フランス映画。
アルツハイマーを発症し、精神障害者ばかりの介護施設に収容された元刑事シャルル(アンドレ・デュソリエ)。そこでは、一人また一人と患者が姿を消してゆく。不審に思ったシャルルは長年培った刑事の勘と捜査技術を利用して真相の解明に着手するのだが、周囲の誰もが、施設の仲間はもとより職員も家族も、シャルルの言うことをまったく信じない。
それも仕方ない。だって、シャルルはアルツハイマーなのだから。
はたして、一連の患者の死は単なる偶然なのか。
それとも真犯人がどこかにいるのか。
すべてはシャルルの妄想なのか。
シャルル役の男優の演技が見物である。
アルツハイマーの元刑事という難役を見事にこなしている。相当アルツハイマー患者の研究と観察をしたことだろう。
他の精神障害者たちの演技もリアリティがある。
施設の職員達の風情や業務の様子も妙にリアリティがある。
この妙なリアリティの濃さが他の点ではどうってことのないこの作品を駄作から掬い上げている。
評価:C+
A+ ・・・・・ めったにない傑作。映画好きで良かった。
「東京物語」「2001年宇宙の旅」
A- ・・・・・ 傑作。劇場で見たい。映画好きなら絶対見ておくべき。
「風と共に去りぬ」「未来世紀ブラジル」「シャイニング」
「未知との遭遇」「父、帰る」「ベニスに死す」
「フィールド・オブ・ドリームス」「ザ・セル」
「スティング」「フライング・ハイ」
「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「フィアレス」
ヒッチコックの作品たち
B+ ・・・・・ 良かった~。面白かった~。人に勧めたい。
「アザーズ」「ポルターガイスト」「コンタクト」
「ギャラクシークエスト」「白いカラス」
「アメリカン・ビューティー」「オープン・ユア・アイズ」
B- ・・・・・ 純粋に楽しめる。悪くは無い。
「グラディエーター」「ハムナプトラ」「マトリックス」
「アウトブレイク」「アイデンティティ」「CUBU」
「ボーイズ・ドント・クライ」
チャップリンの作品たち
C+ ・・・・・ 退屈しのぎにちょうどよい。(間違って再度借りなきゃ良いが・・・)
「アルマゲドン」「ニューシネマパラダイス」
「アナコンダ」
C- ・・・・・ もうちょっとなんとかすれば良いのになあ。不満が残る。
「お葬式」「プラトーン」
D+ ・・・・・ 駄作。ゴミ。見なきゃ良かった。
「レオン」「パッション」「マディソン郡の橋」「サイン」
D- ・・・・・ 見たのは一生の不覚。金返せ~!!