今回は北関東を一筆書きしてみた。
もちろん、車内では社会福祉国家試験の勉強(テキスト熟読&一問一答問題集)をやり、疲れたら車窓の風景で目を休めた。のどかな田園地帯が広がる地帯なので、疲れをほぐすのにはもってこい。このタイムスケジュールだと、すべての列車で座ることができた。
●実施日 12月21日(水)
●ルートと時刻(括弧内は乗車時間)
11:39発 JR中央線・立川駅スタート
青梅線(11分)
12:01発 拝島駅
八高線(24分)
13:03発 高麗川駅
八高線(84分)
15:10発 高崎駅
両毛線(102分)
17:03発 小山駅
宇都宮線(42分)
17:51発 大宮駅
埼京線(6分)
18:08発 武蔵浦和駅
武蔵野線(26分)
18:42発 西国分寺駅
中央線(2分)
18:44着 JR中央線・国立駅ゴール
●所要時間 7時間05分(うち乗車時間4時間57分)
●運賃 140円
八高線は、東京(八王子)から埼玉を縦断して群馬(高崎)まで行く長距離列車。
運転系統が分かれているため乗換えが必要な高麗川駅(埼玉県日高市)のホームで、日光浴しながら鮭と昆布のおにぎりを食べる。
冬至だというのにポカポカ陽気で気持ちいい。
駅前ロータリーには韓国の民俗信仰である将軍漂(チャングンピョ)をモチーフにしたモニュメントが見える。
冬至だというのにポカポカ陽気で気持ちいい。
駅前ロータリーには韓国の民俗信仰である将軍漂(チャングンピョ)をモチーフにしたモニュメントが見える。
716年に設置された武蔵国高麗郡高麗郷の地で、当時高麗郡大領に任命された高句麗王族の高麗若光を祭る高麗神社が鎮座する。高麗郡は668年に唐に滅ぼされた高句麗から亡命してきた帰化人を収容した。(ウィキペディア「日高市」より抜粋)
丹荘(たんしょう)駅(児玉郡神川町)と群馬藤岡駅(藤岡市)の間を流れる神流川(かんながわ)が、埼玉と群馬の県境である。
水の少ない神流川。遠くに望むは赤城山。
さすがに高崎駅まで来ると、「は~るばる来たぜ たかさっきぃ!」という気分がする。
両毛線に乗るのは何十年ぶりだろう。
20代の終わりのプー太郎(無職)時代に18切符で日本一周したとき以来かもしれない。
この路線は、名前だけはよく耳にするけれどなかなか足を運ぶ機会のない観光名所が多い。
たとえば、森高千里の歌で有名になった渡良瀬川、CMでよく耳にする佐野厄除け大師、日本にも旧石器時代が存在したことを証明した岩宿遺跡、古代から絹織物の産地として知られる桐生、そして国定忠治のセリフ「赤城の山も今宵限り」で全国的に有名な赤城山(最高地点1,828m)。
シャフクの試験が終わったら、赤城山登山を中心にこのあたりを旅してみたいものだ。
先頭車両から見た光景。線路の左にたたずむ男の姿が怖い(撮影時は気づかなかった)
小山駅が近づくにつれ、学校帰りの高校生らに車両が占領された。都会では見られない光景である。それほど喧しくないのは、ほとんどの子がスマホをいじっているせいである。いいんだか、悪いんだか・・・。
小山駅では特大の鏡餅が飾られていた。そういえば正月だった・・・。
勉強のほうはなんと二つの単元を読破し、計画の遅れを取り戻してあまりあった。
実にはかどる
実にはかどる
しかも、‘乗り鉄’ソルティにとって、これは完全なる遊び(趣味)との両立である。勉強が少しも苦にならない。
実にいい勉強法を見つけたものである。
実にいい勉強法を見つけたものである。
小山からは、空いた車両で缶ビールと助六寿司で夕食をとりながら、ネオンの浮かぶ冬至の夜を見ながら、一人旅の孤独を満喫した。