すでに趣味の領域に入った‘一筆書き学習法’であるが、今回は千葉県の上半分をぐるりと巡ってみた。
●乗車日 2017年1月18日(水)
●天候 晴れのち曇り
●経路 出発駅:国分寺駅 目的駅:西国分寺駅
10:48 国分寺駅発
中央線(乗車時間44分)
11:54 東京駅発
総武本線(39分)
13:00 千葉駅発
総武本線(16分)
13:32 佐倉駅発
総武本線(26分)
14:48 成東駅発
総武本線(48分)
16:10 松岸駅発
成田線(79分)
17:44 成田駅発
成田線(41分)
18:27 我孫子駅発
常磐線(13分)
18:50 新松戸駅発
武蔵野線(58分)
19:48 西国分寺駅着
●所要時間 9時間(うち乗車時間6時間04分)
●運賃
東京駅から出る総武本線は、錦糸町駅付近でスカイツリーを左手に眺めたあと、江戸川を渡って千葉県に入る。そのまま房総半島の根の部分を切断するように千葉県を横断し、銚子半島の終点・銚子駅に到達する。その先は関東平野の最東端である犬吠崎が、太平洋の波に洗われている。
だが、銚子駅まで‘ちょうし’に乗って行ってしまうと、一筆書きが成立しなくなる。松岸駅―銚子駅間で線が重複してしまうからである。松岸駅で下車して、銚子から戻ってくる列車を待たなければならないのだ。
松岸駅からは成田線に乗って、茨城県との境をなす利根川沿いに我孫子駅まで遡る(途中、成田駅でいったん利根川から離れるが)。
我孫子駅で水戸方面から来る常磐線に乗り、新松戸駅で武蔵野線に乗り換え、埼玉県を経由して都内に戻る。
こうしてみると、千葉県が周囲を水に囲まれた県――川(江戸川・利根川)と海(東京湾・太平洋)とによって他県から断ち切られた土地、つまり‘島’なのだと実感する。
千葉駅(新しく生まれ変わったエキナカの発車時刻案内板)
佐倉駅(長嶋茂雄の故郷というイメージしかない)
成東駅(周囲は広い野っぱら)
成東駅のホームの待合所で50分の待ち時間を過ごす(むろん勉強中)
折り返し地点となる総武本線・松岸駅(駅名から海が見えるかと思ったが、見えない)
昔なつかしい駅舎に心和むひととき
成田線・香取駅の駅舎(注連縄に注目。無人駅だが悪いことできないぞ)
こうやって乗り鉄しながら関東地方を巡っていると、今更ながらだが、「関東は都会」と言ったところでそれは山手線の内側を核とした中心地帯、あるいは大きな駅の周囲だけのことであって、都心から1時間も列車に乗れば、まだまだ田畑が広がり、山や森の中に人家が点々とするような田舎なんだなあ、と実感する。(まさか、相模線に無人駅があるとは思わなかった・・・)
どの沿線を走っていても共通して気づいたことが二つある。
一つは、どこの地域でも高齢者施設が目立つようになったこと。介護保険導入(チョー高齢社会)の影響だ。一般に、田舎に行くほど高齢化も進めば、施設建設も(土地が安いから)進むわけである。
もう一つは、太陽光発電のパネルが非常に増えたこと。民家の屋根だけでなく、線路沿いの陽当たりのいい空き地にモノリスのようなソーラーパネルが何百と並んでいる。これは福島原発事故の影響だろうか。
一つは、どこの地域でも高齢者施設が目立つようになったこと。介護保険導入(チョー高齢社会)の影響だ。一般に、田舎に行くほど高齢化も進めば、施設建設も(土地が安いから)進むわけである。
もう一つは、太陽光発電のパネルが非常に増えたこと。民家の屋根だけでなく、線路沿いの陽当たりのいい空き地にモノリスのようなソーラーパネルが何百と並んでいる。これは福島原発事故の影響だろうか。
八高線・児玉駅付近の沿線
犬吠崎近くを走っていたら、風力発電の風車がいくつも並んでいるのが見えた。
なんとなく不思議な光景で、SF映画を観ているような気がした。さすがに、巨人と間違えて槍で突進しようとは思わないが・・・。
車窓を流れ去る景色を漫然と眺めながら、‘つれづれなるままに’よしなしごとを考えている瞬間こそ、乗り鉄の至福である。
ゴールは西国分寺駅(ここで友人と待ち合わせ)