試験日まで1ヶ月を切った。
 先月受験票が届いた。受験資格は無事クリアしたようである
 会場は首都大学東京南大沢キャンパス(八王子市)。むろん行ったことがない。(ここの学生オケは2度も聴いている!) 自宅からさほど遠くないので、次の休みに散歩がてら下見に行くか。

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 勉強のほうはまずまず順調に推移している。
 評判の高い晶文社の『ケアマネジャー基本問題集(上下巻)』を繰り返し読み試験範囲をざっとさらって、過去7年分の試験問題にチャレンジした。正答率は年によってまちまちであるが、おおむね7~8割は取れている。合格ラインが7割なので、残り1ヶ月真面目にやれば何とかなりそうだ。
 やはり、昨年後半から社会福祉士国家試験の受験勉強をしていたのがここに来てジワジワ効いてきた。範囲の重なる部分(結構多い!)で、古井戸の底から這い出してくる貞子のごとく、記憶が脳の奥から浮上してきたのである。これがまったくのゼロからのスタートだったら、とても3ヶ月では無理であろう。
 というのも、重箱の隅をつつくようなトリビアさなのだ。
 このトリビアさはまさに介護保険制度の複雑さに対応しているわけである。スタートしてたった17年、改正につぐ改正で、グロテスクにも入り組んだその様態はまさに屋久島のガジュマル!(なつかしい)


2012年3月屋久島&九州旅行 057


 

 制度というものはどれもみなそんなものだろう。すでに19世紀にチャールズ・ディケンズが英国の役所や司法制度の形式至上主義や繁文縟礼を小説の中で揶揄っていたのを思い出す。司法制度や医療制度に較べれば介護保険制度の17年など、「日本史の飛鳥天平時代までを暗記すればいい」というようなものだろう。

 改正といえば、ケアマネジャー資格取得のための試験や研修の内容もこの先変更される可能性があるらしい。試験合格者が受講しなければならない実務研修は、すでに2016年度から研修時間が44時間から87時間に倍増し、内容が濃くなった。試験のほうは、問題数を現在の60問からもっと増やそうとか、出題範囲を拡大しようとか、合格基準点を引き上げようとか、いろいろ取り沙汰されている。要するにハードルを高くするってことだ。

 やはり、一発で合格するに越したことはない。

 また明日からネジを巻きなおそう!――って表現が昭和だ。