日時 2017年11月19日(日)17:30~
会場 オリンパスホール八王子
指揮 田部井 剛
曲目
指揮 田部井 剛
曲目
- ドヴォルザーク: 序曲「謝肉祭」
- ハチャトリアン: 組曲「仮面舞踏会」
- カリンニコフ: 交響曲第1番 ト短調
- アンコール チャイコフスキー: 「眠れる森の美女」第1幕ワルツ
入場時にもらったプログラムを見ると、広告ページには薬局の名前がずらり。さすが薬科大学である。
田部井の指揮は「マーラー第6番」に次いで2回目。やはり、迫力があって音にツヤがある。アンコールでは舞台上の女性演奏者らが花嫁のベールや花輪を頭につけたところに、王子様の格好をして袖から登場した。眠れる美女達を愛のKissで目覚めさせる色男か。あいかわらずのサービス&エンターテインメント精神である。
ハルモニアの演奏はよくまとまっていて上手であった。学生オケのレベルの高さには今さらながら感心する。
ところで、2曲目の「仮面舞踏会」と言えば引退した浅田真央(+振付タラソワ)であるが、実をいうとソルティはこの曲を聴くとある映画を想起するのである。
杉本彩主演、石井隆監督、団鬼六原作の『花と蛇』(2004年東映ビデオより公開)である。
成人指定のSM映画で、当時花盛りの美貌と姿態を誇り「エロスの伝道師」と言われた杉本彩が文字通り‛体当たり’の演技をさらしている。石井隆の名前に惹かれて観たのであったが、スクリーンで繰り広げられるなんとも猥雑で忌まわしい世界に毒気を当てられた。
この映画でBGMとして使われていたのがハチャトリアン「仮面舞踏会」のワルツだったのである。
成人映画とクラシック音楽のマッチングということでは、ちょっと他に例を見ないほどの相乗効果を生んでいた。縄で天井から吊るされた杉本彩が男たちに延々といたぶられるシーンに、「永遠に続く煉獄の旋回舞踏」とでも形容すべきこの暗く不吉なロシアンワルツが恐いほどはまっていた。
それ以来「仮面舞踏会」のワルツを聴くと、どうしても青い照明の下で苦痛と(快楽?)に歪んだ杉本彩の白い顔が浮かんでくるのである。
真央ちゃんの登場でこの淫靡な連想は一時払拭されたものの、彼女が引退した今、また彩ねえさんが復活したようである。
困ったもんだ。

杉本彩主演、石井隆監督、団鬼六原作の『花と蛇』(2004年東映ビデオより公開)である。
成人指定のSM映画で、当時花盛りの美貌と姿態を誇り「エロスの伝道師」と言われた杉本彩が文字通り‛体当たり’の演技をさらしている。石井隆の名前に惹かれて観たのであったが、スクリーンで繰り広げられるなんとも猥雑で忌まわしい世界に毒気を当てられた。
この映画でBGMとして使われていたのがハチャトリアン「仮面舞踏会」のワルツだったのである。
成人映画とクラシック音楽のマッチングということでは、ちょっと他に例を見ないほどの相乗効果を生んでいた。縄で天井から吊るされた杉本彩が男たちに延々といたぶられるシーンに、「永遠に続く煉獄の旋回舞踏」とでも形容すべきこの暗く不吉なロシアンワルツが恐いほどはまっていた。
それ以来「仮面舞踏会」のワルツを聴くと、どうしても青い照明の下で苦痛と(快楽?)に歪んだ杉本彩の白い顔が浮かんでくるのである。
真央ちゃんの登場でこの淫靡な連想は一時払拭されたものの、彼女が引退した今、また彩ねえさんが復活したようである。
困ったもんだ。
