札所62番宝寿寺をめぐる問題については、メディアで話題になったこともあり、耳にした人もいるだろう。
88の札所で構成される「四国八十八ヶ所霊場会」と62番宝寿寺が裁判で争った結果、宝寿寺が正式に脱会してしまった。
霊場会は新たな62番札所を61番香園寺の駐車場内に作り、巡礼者がそこで参拝や納経できるよう図った。
かくして、62番札所が2つ出現!という未曾有の事態になったのである。
両者が争うことになったそもそもの原因や、それぞれの言い分について、詳しいことはよく知らないし、あまり関心もない。
未曾有と書いたけれど、どの業界にもよくある「巨大組織v.s.一匹狼」的な揉め事の一つと言えなくもない。
遍路にとっての問題は、「どちらの札所で62番を打つか(ご朱印をもらうか)」という点のみにある。
趨勢としては、61番駐車場(以下、ソルティ命名「パーキング62」)に流れているようだ。
61番と63番の納経所には、パーキング62を勧める文言が書かれた紙が張り出してある。
バスツアー等の団体遍路は、パーキング62に集中しているようだ。(駐車しやすいのは大きなメリットである)
元々の62番札所(以下、同様に「オリジン62」)は、納経書のご朱印料を霊場会共通の300円から倍の600円に上げている。
参拝者が減って経済的に苦しくなったのは間違いなかろう。
さて、どちらで打とうか?
フトコロ具合からすると、パーキング62がお得だ。
61番の帰りがけに寄れるので、手軽でもある。
が、本尊がおられるのは、言うまでもなくオリジン62である。
どうする?
ソルティは別格札所も回っているので、1札所に1ページが割り当てられている88札所専用のものとは別に、別格用の白地の納経書も携行している。
つまり2冊持っている。
出費を惜しまず両方もらおうか。
そう思った。
が、61番を打ったあとパーキング62の横を通り、その仮設的なたたずまいを見て、どうにも立ち寄る気が起こらず、そのまま通過してしまった。
どこかに、世間的にみれば不器用で愚かな一匹狼に対する共感めいたものがあったのかもしれない。
いずれにせよ、大事なのはご朱印を集めることではなく、弘法大師ゆかりの場所で読経し祈ることであろう。
そんなわけで、オリジン62に礼拝し、ご朱印をもらった。
ま、どうでもいいことである。
88の札所で構成される「四国八十八ヶ所霊場会」と62番宝寿寺が裁判で争った結果、宝寿寺が正式に脱会してしまった。
霊場会は新たな62番札所を61番香園寺の駐車場内に作り、巡礼者がそこで参拝や納経できるよう図った。
かくして、62番札所が2つ出現!という未曾有の事態になったのである。
両者が争うことになったそもそもの原因や、それぞれの言い分について、詳しいことはよく知らないし、あまり関心もない。
未曾有と書いたけれど、どの業界にもよくある「巨大組織v.s.一匹狼」的な揉め事の一つと言えなくもない。
遍路にとっての問題は、「どちらの札所で62番を打つか(ご朱印をもらうか)」という点のみにある。
趨勢としては、61番駐車場(以下、ソルティ命名「パーキング62」)に流れているようだ。
61番と63番の納経所には、パーキング62を勧める文言が書かれた紙が張り出してある。
バスツアー等の団体遍路は、パーキング62に集中しているようだ。(駐車しやすいのは大きなメリットである)
元々の62番札所(以下、同様に「オリジン62」)は、納経書のご朱印料を霊場会共通の300円から倍の600円に上げている。
参拝者が減って経済的に苦しくなったのは間違いなかろう。
さて、どちらで打とうか?
フトコロ具合からすると、パーキング62がお得だ。
61番の帰りがけに寄れるので、手軽でもある。
が、本尊がおられるのは、言うまでもなくオリジン62である。
どうする?
ソルティは別格札所も回っているので、1札所に1ページが割り当てられている88札所専用のものとは別に、別格用の白地の納経書も携行している。
つまり2冊持っている。
出費を惜しまず両方もらおうか。
そう思った。
が、61番を打ったあとパーキング62の横を通り、その仮設的なたたずまいを見て、どうにも立ち寄る気が起こらず、そのまま通過してしまった。
どこかに、世間的にみれば不器用で愚かな一匹狼に対する共感めいたものがあったのかもしれない。
いずれにせよ、大事なのはご朱印を集めることではなく、弘法大師ゆかりの場所で読経し祈ることであろう。
そんなわけで、オリジン62に礼拝し、ご朱印をもらった。
ま、どうでもいいことである。