ここに来て、いろんな持ち物が寿命を迎えている。

竹笠は、頭に乗せる台座部分と笠を繋ぐ糸が切れた。
持参していた麻紐で固定すること数回。
台座の輪っか自体も変形してしまっている。
日射しの和らいだ今は、被るより背中のリュックに括りつけているほうが多い。


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納経帳はじめ貴重品を入れる頭陀袋。
重みに耐えかねて、肩ひも部分が切れてしまった。
100円ショップで買った強力クリップで止めている。


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長短二枚重ねで履いていた五本指靴下。
2セット用意して、交互に履いていた。
大きな穴が空いた。
ホテルのゴミ箱に供養した。
よくもってくれた。

m(_ _)m


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遍路のネクタイ、輪袈裟。
紛失してしまった!
たぶん、83番一宮寺で休憩し、納経所のオバチャンにもらった柿を食ったときだ。

どうせ最後はどこかの札所に納めるつもりだったから、問題なし。

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お数珠。
秩父34カ所札所巡礼にも連れ添い、大事にしてきた。
愛媛最後の札所65番三角寺を打つ前夜、三島のホテルの部屋で、はじけてしまった。
一瞬、不吉な予感に襲われた。
が、「無常、無常」と唱え、気を取り直した。
翌朝、同行していたアメリカ女性に話したら、一言、
“impermanence !“


どうあっても最後まで持ってほしいのは、靴と杖である。
特に靴は、お遍路の生命線である。
1200㎞以上歩いて、かなりくたびれているのだが、なんとか結願まで持ちますように!


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香川県と徳島県の境界にある三木町。
交差点にある食料店の親父曰く、
「徳島と香川でキャッチボールができる」