旅といったらご当地グルメ。
が、なにせ節約第一の貧乏旅行だったので自慢になるようなものは食べなかった。
68泊のうち素泊まり37泊、朝食のみ16泊が示しているように、食事の大半はスーパーマーケットやコンビニで安く上げていた。
朝はパンとチーズとバナナ、昼はおにぎりとミカン、夜は弁当とNABが多かった。(NAB=Non Alcohol Beer)
とくに旅の後半は素泊まり続きで、前半そのヴォリュームと品数の多さにのけぞった民宿の夕食とは無縁だった。

植村旅館の晩飯
徳島県神山町・植村旅館の夕食
へんろ随一の難所・焼山寺を制覇したあとの御馳走は最高!


福屋旅館の晩飯
高知中土佐町・福屋旅館の夕食
『土佐の一本釣り』の漫画家青柳祐介の生まれ故郷
脂の乗ったヒョウダイ(平鯛)でご飯がすすむ



以下に紹介するのは、道中立ち寄った大衆食堂で、思わず舌鼓を打ったものが中心である。


★ 民宿森本屋の味噌汁(徳島)

料理30_C


森本屋
札所第5番地蔵寺の真ん前にある森本屋旅館
自家製の味噌を使ったおみそ汁は本物の風味
小さいころに飲んだみそ汁の記憶が強烈によみがえった



★ 神峯寺駐車場売店の野菜たっぷりうどん(高知)

神峯寺のうどん
ちょうど野菜不足を感じていた頃合いに遭遇
大切りのにんじん、ピーマン、冬瓜、玉ねぎ、大根が嬉しい
素材の味を生かす上品なダシも見事(650円)



★ 道の駅「大月」のさつまチャンポン(高知)

大月のさつま汁チャンポン
魚介と野菜の旨味たっぷりのご当地グルメ
じゃこ天とさつま汁ベースのスープがよく合う
コクがあり満腹感あった(850円)




★ 久万高原「心」の釜揚げうどん(愛媛)

久万高原こころのうどん

うどん店「心」
遍路22巡目のベテランKさんに教えてもらった店
地元でも大人気で開店前に行列ができていた
うどんってこんなにおいしいのか!と感動
おにぎり2個つきで550円!




★ 道の駅「今治湯の浦」のおにぎり(愛媛)
おにぎり

道の駅今治湯の浦温泉
食券タイプのレストランだからってバカにしちゃいけない
厨房を仕切るおばちゃんたちは玄人はだし
お米の炊き方も良いが、握り加減と塩味が絶妙だった
おかあさ~ん!



★ 道の駅「源平の里むれ」のハマチづけ丼(香川)

志度のハマチづけ丼

道の駅むれの里
源平合戦あった屋島近くの志度の海でとれた新鮮なハマチを
ふんだんに使った一品
食後1時間至福が続いた(858円)




★ 赤松食堂のチャー丼(香川)

赤松旅館チャア丼

赤松食堂
自家製チャーシュウがたくさん入っているからチャー丼
よく煮込んだ自家製チャーシューとたっぷりの野菜に
魚ベースのとろみダシが効いてクセになる美味しさ(650円)
赤松食堂は塩江温泉郷にある老舗旅館でもある




ああああ、また食べたくなった。