日時: 2019年1月20日(日)
会場: タワーホール船堀 大ホール(東京都江戸川区)
曲目: 
  • ボロディン/グラズノフ :歌劇「イーゴリ公」序曲
  • リムキー=コルサコフ: 交響組曲「シェエラザード」 Op.35 
  • カリンニコフ:交響曲第1番 ト短調
指揮:小久保大輔

 久しぶりのクラシックコンサート。

 ラスベート交響楽団は1999年に結成されたアマオケ。ラスベートとはロシア語で「夜明け」の意。グラズノフはじめロシアの作曲家の作品を中心に演奏活動している。

 はじめて訪れたタワーホール船堀は、その名の通り、船の形をした立派なビルディングだった。ホールもまた立派で、750の座席は7割程度埋まっていた。

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 1曲目の「イーゴリ公」序曲ははじめて聴く。
 作品が未完成のまま、ボロディンは亡くなった。その後、ボロディンが一度だけピアノで弾くのを傍らで聴いていたグラズノフが、記憶をたよりに復元させたという。なので、作曲者に二人の名前が併記されている。
 いわれはともかく、色彩豊かな見事なオーケストレーイションで、音の波動がビンビンこちらの眉間のチャクラを刺激する。この感覚も久しぶり。
 やっぱり、ライブに限る。

 2曲目の「シェエラザード」は、フィギアスケートでよく聴く曲である。たしか村主章枝や浅田真央が使用していたと思う。テーマは「千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)」である。酷寒のロシアの凍土に暮らす人々にとって、陽炎立つ灼熱のアラブの大地は憧れなのだろうか。そんなことを思わせるロマンティックで幻想的な曲である。

 3曲目のカリンニコフが今日のメイン。
 配布されたプログラムによると、ラスベートは2004年からこの曲を演奏しているという。
 確かにどのパートも迷いのない自信に満ちた響きで、自家薬籠中のものとしている感があった。
 やはり、ドラマチックなメロディラインの光る第1楽章がどうしても耳に残る。

 全体に良い演奏であった。
 次は十八番のグラズノフを聴いてみたい。


評価: ★★★

★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★  面白い! お見事! 一食抜いても
★★★   読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★    いい退屈しのぎになった
★     読み損、観て損、聴き損




 はじめて訪れた町なので、そのまま電車に乗って帰るのはもったいない。
 一駅歩くことにした。
 都営新宿線・船堀駅(江戸川区)とお隣の東大島駅(江東区)の境に、中川と荒川が流れている。二つの川は橋の4キロほど下流で合流し、東京湾に注ぐ。
 二つの川にかかっている船堀橋を渡る。


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東京スカイツリーが正面に見える


 このあたりの風景は広々として、胸がせいせいする。
 四万十を思い出した。
 ビルの上に、白い満月がかかっていた。


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荒 川

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中 川
 

 都会のこんな風景も悪くない。