2017年日本・中国合作
123分
平成の終わりが近づいているためか、TUTAYAでこのドキュメンタリー映画に手が伸びてしまった。
監督のリ・イン(李纓)は在日中国人で、スタッフの面々もほとんど中国人というのにまず驚いた。
よく取材許可が下りたなあ~、よく終戦の日の靖国神社境内を撮影できたなあ~、靖国刀を造る神社直属の刀匠がよくインタビューに応じたなあ~、靖国は度量が広いんだなあ~、と感心していたら、やっぱり上映に当たっていろいろなトラブルが表沙汰になっていた。(ウィキ「靖国 YASUKUNI」参照)
一般に靖国神社に好意的とは言い難い中国人のスタッフが作った映画なので、反靖国のバイアスを前提に観たのだが、単純に面白かった。
終戦の日前後の靖国神社境内のいかめしくも時代錯誤な軍服参拝者の姿やら、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝を支持するべく星条旗を持って駆けつけたアメリカ人を逆にののしる愛国者やら、「反靖国」を訴え式典を妨害したものの流血のうちに会場からつまみだされる日本人の若者やら、日本兵として亡くなった父親の無断合祀を非難し名前を削除してほしいと訴える台湾人の娘やら、あちらこちらで熱いドラマが展開されている。うかつに近寄ると火傷する熱さである。
残念なのは、話のメインに据えた刀匠のインタビューが、インタビュア(監督か?)の日本語がまずくて態を成していないところ。よくこのレベルの日本語能力でインタビューできるなあと、逆にその強心臓ぶりがうらやましくなるほど。刀匠のおじいちゃん(刈谷直治氏)が実に人の好さそうな、味のある顔していて、存在感あるだけにもったいない。それとも、絵だけがほしかったのか?(上記ウィキによれば、「美術品として純粋に靖国刀匠、匠のドキュメンタリーを撮りたい」というスタッフの依頼に応じて出演OKしたらしい)
終戦の日前後の靖国神社境内のいかめしくも時代錯誤な軍服参拝者の姿やら、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝を支持するべく星条旗を持って駆けつけたアメリカ人を逆にののしる愛国者やら、「反靖国」を訴え式典を妨害したものの流血のうちに会場からつまみだされる日本人の若者やら、日本兵として亡くなった父親の無断合祀を非難し名前を削除してほしいと訴える台湾人の娘やら、あちらこちらで熱いドラマが展開されている。うかつに近寄ると火傷する熱さである。
残念なのは、話のメインに据えた刀匠のインタビューが、インタビュア(監督か?)の日本語がまずくて態を成していないところ。よくこのレベルの日本語能力でインタビューできるなあと、逆にその強心臓ぶりがうらやましくなるほど。刀匠のおじいちゃん(刈谷直治氏)が実に人の好さそうな、味のある顔していて、存在感あるだけにもったいない。それとも、絵だけがほしかったのか?(上記ウィキによれば、「美術品として純粋に靖国刀匠、匠のドキュメンタリーを撮りたい」というスタッフの依頼に応じて出演OKしたらしい)
作品の評価は当然いろいろ分かれるだろうが、靖国神社をめぐる現状(といってもすでに10年以上経つ)が臨場感たっぷりに映し出されているのは間違いない。日本人が自らの手で撮れなかったことをこそ恥じるべきかもしれない。
評価: ★★★
★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★ 面白い! お見事! 一食抜いても
★★★ 読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★ いい退屈しのぎになった
★ 読み損、観て損、聴き損
