1961年大映
103分
脚本 和田夏十
音楽 芥川也寸志
出演
船越英二
岸恵子
山本富士子
宮城まり子
中村玉緒
岸田今日子

 本妻を含む10人の女と関係をもち、10人から復讐を受ける超モテモテのテレビプロデューサーの物語。市川監督ならではのスタイリッシュで鋭角的な映像は見物である。

 見どころは多々あれど、ソルティにとっての一番は、岸恵子と山本富士子、日本が誇る二大美人女優の対決である。
 岸は1932年、山本は31年生まれ。二人とも華があり、演技もうまく、個性的で気風がよい。パリ仕込みのエレガンスを身にまとった岸は洋風で現代的、初代ミス日本で着物が良く似合う山本はその名の通り純和風で新派的。こうした対照も面白い。ミス日本になって女優・タレントへの道を進む女性は多いが、女優として大成したと言えるのはこの山本だけであろう。

 知らなかったが、この映画は2000年代に入って2回もテレビドラマ化されている。それも2度目は船越英二の息子である船越英一郎が父親と同じ役を演じている。本妻役を松居一代が演じたらシャレにならなかっただろう。


評価: ★★★

★★★★★
 もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★  面白い! お見事! 一食抜いても
★★★   読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★    いい退屈しのぎになった
     読み損、観て損、聴き損