引っ越して、中央線沿線や西武線沿線の山々が遠くなってしまった。
 新宿に出て小田急線で丹沢を目指したほうが近い。
 これからは丹沢の山々と縁を結ぶことになろう。

 本日はブナの自然林が美しいという鍋割山。
 1,000mを超える山は、四国遍路中も含めて久しぶりである。(遍路最高点は雲辺寺と大滝山の990m)

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鍋を逆さまに伏せたようなカタチの鍋割山


● 登山日 2019年5月9日(木)  
● 天気 曇り
● 行程
09:12 小田急線渋沢駅より神奈川中央交通バス乗車
09:27 大倉バス停下車
09:40 歩行開始
10:35 黒竜の滝分岐
11:45 後沢乗越(尾根入)
12:55 山頂(1272m)
      昼食休憩(45分)
13:40 下山開始
14:00 小丸(1341m)
14:20 大丸(1386m)
14:30 金冷やし(尾根出)
15:30 小草平(堀山の家)
16:40 雑事場の平(見晴茶屋)
17:20 大倉バス停
      歩行終了
● 最大標高  1386m
● 標高差   約1000m
● 所要時間  7時間40分(歩行6時間10分+休憩1時間30分)


 小田急線を使って丹沢に行くには「丹沢・大山フリーパス」という便利なものがある。
 丹沢登山の最寄り駅となる本厚木駅から渋沢駅までの7駅区間と、それぞれの駅とそれぞれの山のふもとバス停をつなぐ神奈川中央交通バスと、大山ケーブルとが乗り降り自由になる。もちろんこれに、小田急線の出発駅(ソルティの場合「新宿駅」)から目的駅までの往復運賃が含まれる。
 新宿発の場合、フリーパス料金は大人1530円。パスを使わない場合の本日の交通費(電車賃+バス代)を計算すると1760円。ソルティは帰りに7区間の途中にある鶴巻温泉に寄ったので、正規の交通費は1900円。しめて、370円のお得であった!
 今まで知らなかったのが口惜しい。
 
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小田急線渋沢駅


 大倉バス停は国立秦野戸川公園の中にある。広くて気持ちよさそうな公園だ。
 レストハウスで水と軽食を買って、登山届けを記入しポストに入れる。
 準備運動して出発!

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レストハウス
 
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大倉は鍋割山と塔ノ岳の出発点


 ゴールデンウィーク後の平日は人も少なく、空気は澄み、新緑まぶしく、絶好のハイキング日和であった。
 山頂までの道は、おおむね歩きやすく、標識も親切で、地図がなくとも迷う心配はない。
 赤子が乳を欲しがるように、良い“気”をむさぼるソルティ。
 天気は曇りがちで山頂は肌寒さを感じるほどであったが、富士山はいまだ雪をかぶった雄大な姿を見せてくれた。

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ふもとはすっかり夏めいている

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黒竜の滝分岐

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丹沢は豊かな水系をもつ

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すれ違う人は少ない

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後沢乗越
ここから尾根入り。が、ここからきつい登りが続く



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 山頂では10名ほどの人が昼食中であった。
 みな鍋焼きうどんを食べていた。
 そう、ここの鍋割山荘オリジナルの鍋焼きうどんは名物なのである。これを食べるのが目的で登山する人もいるくらい。休日はうどん待ちの列ができるらしい。
 鍋焼きうどん大好きソルティであるが、今回はパスした。
 いくらなんでも一杯1500円という値段はちょっとどうかと思うし、ネットで見る限り、どうも店主の評判がいまいちである。午後1時店仕舞いとのことで、ほんの5分ほど遅れて到着した女性が注文を断られていた。
 おそらく、そのうち人心が離れることだろう。
 
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鍋割山荘

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秦野市街とけぶる相模湾


 本日の最高点は鍋割山ではなく、そこから丹沢一番人気の塔ノ岳(1490m)に続く尾根筋にある大丸(1386m)である。
 この尾根歩きが非常に気持ちいい。 
 木々の間から周囲の山々や下界が見え、振り返れば鍋割の左に富士山が悠然と聳えている。


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標高1000mを超えた地点の新緑はまだ芽吹き状態

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桜もまだ枝に残っていた


 塔ノ岳との分岐となる金冷やし(女性登山者には口に出しにくい名前である)から、下山路に入る。
 ここから大倉までの下山路は、延々と、延々と、延々と続く階段ばかりの単調な下りで、足腰にコタえるし、変化がないのでうんざりしてしまう。
 通称「バカ尾根」と呼ばれている。登りにとらなくて正解であった。
 弱みである左膝にサポーターを巻いて、ゆっくりと下りた。


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通称、バカ尾根

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小草平(堀山の家)
休憩にあつらえ向きなテーブルと椅子が並ぶ



 美しいモミジ林が見えてくると、ゴールは近い。
 秋はさぞや美しいことだろう。
 
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 渋沢駅行きバス出発の4分前にバス停に着いた。
 帰りのバスには、70代くらいの男性高齢者グループや学生3人グループなど10名ばかり。前者は疲れ切って押し黙っていた。後者は余力十分でおしゃべりに興じていた。ソルティは前者の一人。

 渋沢駅構内の「箱根そば」で天玉そば430円を食べる。
 店主に遠慮しながら食べる1500円の鍋焼きうどんよか、ずっといい。

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 山登りの締めは温泉とビール。
 弘法の里湯は秦野市公営の日帰り温泉施設。カルシウム含有量がはんぱなく、体の芯まで温まる。
 五十肩に効きますように。


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