2006年アイスランド・デンマーク・ドイツ合作
94分

 原作はアイスランドの推理作家アーナルデュル・インドリダソンのエーレンデュル警部シリーズの一作。
 
 『ミレニアム』3部作のスティーグ・ラーソンや、当ブログで上げた『三秒間の死角』、『熊と踊れ』のアンデシュ・ルースルンド+1など、北欧ミステリーって今、“旬”なのである。
 
 アイスランドが舞台の映画を観るのははじめてかもしれない。
 モニターから聞こえてくるかつて聞いたことない言語の響きが新鮮。
 ロシア語のような、ケルト語のような・・・・。

 あまり見た記憶のないアイスランドの街の風景も新鮮。
 終日薄暮のような光線、湿地の広がる大地、どこまでも伸びる幹線道路、整然としているがさして裕福な感じも受けない家並み・・・。

アイスランド

 
 外国映画を観るのは、その国柄を知るもっとも効率的な方法だと思う。
 風土と人間とがいっぺんに描かれるからだ。

 探偵役のエーレンデュル警部を演じるイングヴァール・E・シーグルソンという役者がとてもいい。
 ジョニー・ディップをもう少し渋くした感じ。
 時折見せる眼光の鋭さにはドキッとする。
 (シャーロック・ホームズを演じたらはまるかも)
 
 謎解きの面白さよりは、犯行動機にまつわる人間ドラマが核心。
 深くて重い。
 親子の業は、国柄を超えて、万国共通の永遠のテーマと知る。

 
評価:★★ 

★★★★★
 もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★  面白い! お見事! 一食抜いても
★★★   読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★    いい退屈しのぎになった
     読み損、観て損、聴き損