2016年アメリカ
86分
ホラー&スプラッタ。
ジェーン・ドゥ(Jane Doe)という英語は、日本語で言うと「名無しの権兵衛」にあたる表現だそうだ。いや、ジェーンは女の名前だから「名無しの権子」か。男の場合はジョン・ドゥ(John Doe)となる。
バージニア州の田舎町にある遺体安置所兼火葬場に、ある晩、体に傷一つない身元不明の美女の遺体が運び込まれた。死因を探るため解剖を始めた検死官親子は、遺体の有り得ない不可解な状態に驚愕する。突然すべての電源が落ち、暗闇の中、二人に次から次へと恐怖と危険が襲いかかる。
検死をテーマにしたところが新機軸でユニークである。
「科捜研の女」のような科学的な観察と分析が、次第に非科学的なオカルト譚に飲み込まれていくあたりが面白い。
むろん、解剖ならではの残虐&グロのスプラッタ、遺体安置所ならではのゾンビ要素も見事に生かされ(笑)、裸体の美女をあらゆる角度からというサービスもある。
低予算でもアイデアと脚本次第という見本。
「科捜研の女」のような科学的な観察と分析が、次第に非科学的なオカルト譚に飲み込まれていくあたりが面白い。
むろん、解剖ならではの残虐&グロのスプラッタ、遺体安置所ならではのゾンビ要素も見事に生かされ(笑)、裸体の美女をあらゆる角度からというサービスもある。
低予算でもアイデアと脚本次第という見本。
植民地時代のアメリカの歴史について若干の知識が必要か。
評価:★★
★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★ 面白い! お見事! 一食抜いても
★★★ 読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★ いい退屈しのぎになった
★ 読み損、観て損、聴き損