最近、ネットカフェによく行く。

通勤圏内の3店舗のネットカフェの会員カードを常に持ち歩き、2~4時間の空き時間あれば手近な店に立ち寄る。
昔だったら、そういう空き時間は喫茶店やファーストフード店で暇をつぶしていたのだが、ネットカフェの利便性に目覚めてしまった。

喫茶店と比べると、
  1. フリードリンク
  2. 飲食物持ち込み自由
  3. 静かで、ほどよく暗くて、落ち着ける
  4. 個室なので人目を気にせず好きなことができる
  5. 横にもなれる
  6. インターネットや電源も使い放題
  7. 課金制で好きなだけ滞在できる
  8. 漫画や雑誌がたくさんある
  9. シャワーも利用できる
自分の場合、ネットカフェにある漫画や雑誌を読むことも、シャワーを使うこともほとんどなく、持参したレンタルDVDの映画を観たり、本を読んだり、ブログを書いたり、You Tubeでクラシック音楽を聴いたり、睡眠不足を補ったりしている。
これらはもちろん自宅でもできるし、自宅でもやっている。
が、ネットカフェのほうがより集中して、映画にも、読書にも、執筆にも、音楽鑑賞にも、睡眠にも(?)取り組める。
たぶん、せいぜい畳一帖分のコックピットのごとき閉鎖空間ゆえであろう。
とりわけ、家で観るにはちょっと覚悟が要るような重厚な長い映画などは、ネットカフェ向きである。


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先日、ネットカフェの新しい利用法を発見した。
瞑想である。

瞑想もまた、家でも喫茶店でも列車の中でも公園でもどこでもできる。
けれど、静かで、ほどよく暗くて、人目を気にせず座禅が組めて、トイレも飲み物もついているネットカフェは、最高の瞑想空間なのである。
雨や風、寒さや暑さに関係なく、その気になったそのときに、24時間いつでも瞑想することができる。
今まで気づかなかったとは、なんとも迂闊であった。

瞑想する時はふつう、二つ折りした座布団や坐布と呼ばれる専用クッションをお尻の下にあてがう。
そうすると、腰を立てて、背筋をまっすぐに、長時間同じ姿勢が保てる。
しかし、座布団や坐布を常に持ち歩くのはさすがに邪魔だ。
ネットで調べたら、空気を入れて膨らませるタイプのビニール坐布があった。
これなら、それほどかさばることがないので、カバンに入れて落ち運ぶことができる。
100円ショップで空気ポンプと滑り止めになるような布カバーを購入した。
気分を落ち着けるためのアロマオイルもセッティング。
「どこでも瞑想セット」の完成である。


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どこでも瞑想セット
布カバーの正体は女性用ナイトキャップ