2016年スぺイン、アメリカ
108分

 不思議と爽やかな感動を残すオカルトホラー映画『永遠の子供たち』(2007)のバヨナ監督によるダークファンタジー。スペインでは2016年の興行収入第1位を記録したとか。
 
 コナー少年は孤独ないじめられっ子。重い病に苦しむ母親と二人暮らし。
 ある晩の夢に木の怪物が現れて、「これからお前に3つの物語を話す」と言う。「4つ目はお前が話せ」
 怪物の語る物語は、美しいお伽話の裏にある残酷な真実に目を向けさせるものばかり。
 いったい怪物はなぜそんなことをするのか。4つ目の物語とは何なのか。
 治療の尽きた母親との別れを前に、コナーは自らの心の奥に隠された真実と向き合う。
 
 幻想的で美しい映像、ディケンズの『クリスマス・キャロル』を連想させるミステリアスな展開、コナーを演じるルイス・マクドゥーガルの美少年ぶり、そして祖母役のシガニー・ウィーバー(エイリアン女優)の達者な演技に最後まで惹きつけられる。
 
 現代はもはや子どもに、美しくて優しいファンタジーを見させない時代なんだなあ~。
 そんなに急いで大人にしなくても・・・と思ってしまう。 

サンタ&ドル



評価:★★

★★★★★
 もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★  面白い! お見事! 一食抜いても
★★★   読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★    いい退屈しのぎになった
     読み損、観て損、聴き損