事故後に応急処置でつけたシーネ(副木)や手術後に作ったギプスによる長期の固定で、左足首や足指の筋肉はすっかり硬くなってしまった。リハビリの主軸は、筋肉をほぐし、可動域を広げ、できる限り事故前の状態に近づけるところにある。
 
 前回(12/14)ギプスを作った時、左足のふくらはぎと足の裏の線がつくる角度は、およそ120度で固定された。そこから、体の前方(すね方向)に倒す=120度未満にすることも、後方(ふくらはぎ方向)に倒す=120度以上にすることもできなくなった。(下図参照)
 怪我をしていない右足はどうかと言うと、前方は70度まで、後方は150度まで倒すことができる。つまり、かかとを支点に前後80度の可動域がある。ソルティはもともと体が硬いので、たいがいの人はもっと大きい可動域を持っていると思う。
 怪我した左足を右足と同じレベルまで戻すには、前方に120-70=50度分、後方に150-120=30度分、余計に倒せるようにならなければいけない。それができなければ、普通に歩くことも、正座することもままならない。

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足首可動域図(角度はアバウト)

 週に2~3回通院してはリハビリ担当者(20代の青年)と雑談しながら小一時間頑張り、自宅では夕食後に茶の間でテレビを観ながら自主リハビリしている。タオルやゴム紐を使ったり、ストレッチしたり、足の裏でゴルフボールをころがしたり・・・。
 最初のうち感じた痛みやしびれは、だんだん曳いていった。むくみだけは最後までとれないらしい。
 現在の可動域は、前方に95度、後方に135度くらい、合わせて40度である。
 まだ道半ばってことだ。

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 数日前にギプスを巻きなおした。
 角度を修正して、100度くらいになった。 
 ただ、ギプスをつける時間が長いと、またそこで足が固まってしまうので、いまは外出時のみつけるようにしている。家にいるときは(寝ているときも)外している。いつでも気が向いたときに足首をクキクキ動かし、足指を曲げたり伸ばしたりしている。
 
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2代目ギプス
(足底に荷重用ヒールをつけている)

 
 今一番やりたいことは、温泉である。
 好きな時にふらっと遠出して、せせらぎや鳥の声を聴きながら露天風呂に入ることが、どれだけ幸せなことか!
 秩父34札所巡礼のときに行った秩父満願の湯に入って、秩父名物「わらじカツ」を食べながらビールを飲むことが、最大のモチベーションになっている。