骨折した左足のむくみがなかなか取れない。
 リハビリスタッフに言われたように、寝るとき足を高くしたり、足を締めつける弾性ストッキングをはいたり、自分でマッサージしたりしているのだが、ケガしていない右足と比べると豚足のよう。

 むくみが引かないと可動域が広がらない。歩行訓練もままならない。松葉杖とお別れできない。社会復帰が遅くなる。遊びにも行けない。
 焦っても仕方ないけれど、なにか良い手立てはないものか?

 そんなとき、当ブログをお読みいただいたツクシさんから、「アーシングしてみては?」というメッセージをいただいた。

  アーシング

 アーシング(Erathing)とは、地面とつながる健康法である。

 多くの電化製品にはアース線が取り付けられている。
 漏電による感電事故を防ぐため、静電気を逃がすため、雷等による高圧がかかるのをセーブして製品の故障を防ぐため、有害な電磁波から身を守るため・・・。
 こうした理由からアース線を地面につないで、電気を逃がすわけである。

 同じ原理で、人の体内に溜まった有害な、あるいは過剰な電磁波を大地に逃がし、代わりに大地のエネルギーを取り入れて、体を整える。

 やり方は簡単。素足を地面につけるだけ。
 (くわしく知りたい人はこちらを)

 考えてみたら、ソルティは月に一度は山登りに行き、森林浴している。週一回は温泉(健康ランド含む)につかる。週2~3回はプールで泳いで汗を流す。
 “気”の良くない場所に行くことの多い都会生活で、身体が命じるままに適度にアーシングし、デトックスしている。
 もちろん、ケガする前の話である。

 昨年12月初旬にケガしてからは、まったくこれらができていない。
 加えて、部屋に引きこもりがちの生活のため、家電やスマホの電磁波浴び放題である。
 相当に帯電している。
 毒素が溜まっているような気がする。
 それがむくみが一向に引かない一因ではなかろうか?


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 そういうわけで、家の近くの、むき出しの土のある公園に出かけた。(これがなかなか少ない)
 陽当たりのいいベンチに座って、包帯とギプスをはずし、素足を地面に乗せた。
 足裏に触れる湿った土の感触が気持ちいい。
 
 タイマーを1時間後にセットして、目を閉じて瞑想する。
 普通なら2月の吹きさらしの戸外で1時間もナマ足さらして座っていられないだろう。
 が、ご承知の通り、異常気象である。
 気温15度超えのぽかぽか陽気は、日向ぼっこにちょうど良い。

 中学生がサッカーボールを蹴る音
 子どもたちのはしゃぎ声
 お母さんたちのお喋り
 春をよろこぶ鳥の声
 遠くの車のクラクション
 小学生の下校を知らせる市内放送
 常緑樹を騒がす風の音

 心が、過去でも未来でもなく、「いま、ここ」に憩う。


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アーシング開始前

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一時間後

 上記の写真の通り、むくみは軽減し、両足とも白魚のようにきれいになった。
 アーシングの効果なのか、足が冷えたせいなのか、はっきりとは分からないが。
 数時間後には元に戻ってしまったけれど、実に70日ぶりに身体が整って、その夜はよく眠れた。

 今後も続けていこう。