2016年イギリス
106分

 SFスリラー。
 テレポーテーションの装置を発明してしまった女子学生の身に起こる、悪夢のような不可解な事件を描く。
 途中で真相は見当つくので、衝撃の結末というほどではない。
 けれど、伏線を確認するためにもう一度最初から見直したくなるのは、脚本がいいからだろう。
 「わたし」とは何なのか?――という仏教的問いかけが潜んでいるところも興味深い。
 無名の役者たちの演技も及第点。

 原題の『Anti Matter』は「反物質」の意。
  
反物質は、ある物質と比して質量とスピンが全く同じで、構成する素粒子の電荷などが全く逆の性質を持つ反粒子によって組成される物質。(ウィキペディア『反物質』より抜粋)
 
 むろん、この映画の「反物質」解釈はトンデモである。
 いや、SFってのはどれもトンデモだから面白いのだ。

猫陰陽


おすすめ度 : ★★

★★★★★
 もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★  面白い! お見事! 一食抜いても
★★★   読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★    いい退屈しのぎになった
     読み損、観て損、聴き損