1956年インド
102分、白黒

 家を嵐で失い、一人娘を病で失った一家は、故郷の村を離れ、ガンジス河のある町ベナレスに向かった。
 故郷とは違い、雑踏と喧騒と信仰あふれる街で、一人息子オプは成長していく。


ガンジス河

 
 前作同様、生き生きとした美しい映像、町中に流れる民俗音楽、鳥や虫や動物の鳴き声、物語るようなベンガル語の響き、天衣無縫といった風情すらある脇役(猿や犬も含む)の演技、すべてに魅了される。

 第二作は、母親サルバジャ役のK・ベナールジの演技と存在感が圧倒的である。
 娘を失い、夫に先立たれ、今また都会(カルカッタ)の大学に行くオプに捨てられようとする母親の孤独とさびしさと悲哀が突き刺さる。
 そして、母親の病を知らず、死の床に間に合わなかったオプの絶望。
 愛別離苦の世の定めがあますところなく描かれる。



おすすめ度 : ★★★★★

★★★★★
 もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★  面白い! お見事! 一食抜いても
★★★   読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★    いい退屈しのぎになった
     読み損、観て損、聴き損