2017年アメリカ
88分

 サイバーパンクSFサスペンスといった感じのB級映画。

 ファッショナブルでクールな映像と、クリス・メイソンという名の白皙青眼イケメン新人俳優は“買い”だが、人類存在の意味を問うといったテーマは大風呂敷を広げすぎ。
 脚本も88分では整理しきれず、観る者の理解を拒む。
 『マトリックス』と『新世紀エヴァンゲリオン(テレビ版)』を足したような哲学風味は個人的には好きなのだが、残念な作品になってしまった。

 「世界を救わなければ」と思うあなたの頭ン中が一番の問題、とその昔橋本治(だったか?)が書いていたのを思い出した。


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クリス・メイソン