2013年アメリカ
98分
『見るレッスン 映画史特別講義』の中で蓮實重彦がベタ褒めしていた監督&作品である。
70年代のテキサスを舞台に、銀行強盗を働いた若いカップルの愛と死別を描く。
というと、アーサー・ペン監督『俺たちに明日はない』(1967)のボニー&クライドを想起する向きも多いと思うが、ソルティはむしろ、ヴィム・ヴェンダースの『パリ・テキサス』を想起しながら観た。
荒野の広がる殺風景な景色のみならず、いわくつきの男が別れた女と娘に会いに行くという筋立てのみならず、劇中効果的に使われているバンジョーの音色が『パリ・テキサス』におけるボトルネック・ギターの響きを思い出させるからだ。
『パリ・テキサス』+クリント・イーストウッドの犯罪映画といった感じか。
脱獄犯を演じるケイシー・アフレック(ベン・アフレックの弟である)、その恋人役のルーニー・マーラ、二人の後見人で組織のボスを演じるキース・キャラダイン、保安官役のベン・フォスター。
主要な4人の役者が、そろって味のある佇まい。
主要な4人の役者が、そろって味のある佇まい。
DVD鑑賞だったが、やっぱり映画はスクリーンで観なくちゃな、と久しぶりに思わせてくれた。
おすすめ度 :★★★
★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★ 面白い! お見事! 一食抜いても
★★★ 読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★ いい退屈しのぎになった
★ 読み損、観て損、聴き損
★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
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