今回のリトリートの目的の一つに、秩父美術館があった。
 ここは個人(故人)の収集品をもとに作られた私立美術館なのだが、中で興味深いのは仏教資料館が併設されている点である。
 日本のみならずアジア各地の珍しい仏像や仏具、古い経典などが展示されていて、ソルティの素人目にはその真偽のほどや歴史的あるいは美術的価値のほどは分からぬが、面白い展示ばかりであるのは間違いない。秘宝館とでも言いたいような・・・・。

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秩父鉄道・秩父駅から徒歩20分

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2階に仏教資料館がある

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種々雑多な仏教資料が所狭しと並んでいる

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桃山時代の厨子入りキリシタン仏(大日如来像)
十字架は取り外しできる

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マリア観音
ご光背の裏に十字架が刻まれている

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江戸時代の踏み絵
踏まれた部分が白い

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インドで見つかった貝葉(ばいよう)経の原典
樹木の葉っぱに鳥の骨などでサンスクリット文字を刻んだもの
世界最初の経文と言われるが、はたして・・・・・?


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カラフルな延命地蔵(室町時代)

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ヒンズー教の神ブラフマー

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秘仏中の秘仏と言われる聖天様
二頭の象神(ガネーシャ)が抱き合っている

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江戸時代の産泰神(さんたいしん)
「さんたいさま」「こやすさま」「うぶがみさま」と呼ばれ、
産婦と新生児の守護神


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チベットの金剛杵
密教の秘具である

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庭に飾れた石像の神様

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昔懐かし民俗資料館も併設されている

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秩父事件の際に柱に切り付けられた刀傷とか・・・


 実に面白い収蔵品の数々。
 もちろん、幕末の水墨画や現代絵画も多く展示されている。
 別館に骨董掘り出し長屋もあり、収蔵品のバラエティに驚かされる。
 仏像および骨董品に関心ある人はぜひ一度足を運ばれたし。


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こちらは秩父の街の某所に見つけた弘法大師像
よく見ると・・・・

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なんとお化粧をしている!
お女装大師だ
 

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風にはためく仏教旗


 ところで、リトリートの主目的たる肝心の瞑想について。
 ちょっと腑に落ちたことがあった。
 ソルティはこれまで瞑想することによって、苦しみや迷いを消して精神的な安定を図りたいとか、「悟り」のような何らかの境地に達したいとか、日常を突破する何らかの神秘現象を体験してみたいとか、何らかの智慧を獲得したいとか、心身の状態を良くしてなるべくハッピーに浮世を暮らしたいとか・・・・まぁ、いろいろな動機に突き動かされていたわけである。
 しかるにここ最近、瞑想の目的とは「今ここにいること」であって、「今ここにいること」が瞑想そのものであると思うようになった。それ以上に期待する必要などない。
 なぜなら、どんな境地に達しようが、仙人だろうが阿羅漢だろうが聖者だろうが、「今ここにいること」以上のまっとうな生き方はこの世ではできないからである。
 瞑想することによって何か特別なものを獲得しようと心のうちに抱くこと、そのベクトルが「今ここ」から意識を反らし、すでに瞑想から外れている。
 「今ここにいる」を時々刻々更新していくこと、それが瞑想の出発点にしてゴールなのだ。
 

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 リトリートのお開きは、お隣の横瀬町にある武甲温泉。
 ちょうど名物の「横瀬川鯉のぼり祭り」が開催中で、温泉の前の河原には180匹のカラフルな鯉たちが薫風に泳いでいた。

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武甲温泉
西武秩父鉄道・横瀬駅から徒歩15分

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