左足踵骨の骨折から1年半。
 リハビリ通院を終えてから8ヶ月が経った。
 よほど長い時間歩き続けない限り、痛みを感じることはない。

 日常生活で骨を折ったことを意識するのは、朝起きた最初のうちだけである。
 夜中に固まってしまった足首を床に着けて立ち上がり、廊下を歩いて階段を下りるまでの一日最初の5分がネックである。
 左のかかとを上げて爪先だけで体を支えることが難しいので、両足交互にまっすぐスムーズに歩くことができない。
 横歩きで階段を下りている。
 たぶん、これは後遺症として残り続けるのだろう。
 (寝床から起き上がる前に、足首を回す、爪先を十分ほぐす、足指を動かす、足の裏をたたく、屈伸するなどすれば硬さは解消するので問題ない)
 
 それ以外、生活上の不都合はない。
 一年前できなかった手すりなしの階段の下り、左足だけの爪先立ち、走る、あぐらをかく(坐禅)、正坐、30分以上続けての歩行もできるようになった。
 雨が降っている日や寒い日などは神経痛のような痛みが生じるかと思ったが、いまのところ大丈夫である。もっと歳を取ると分からないが・・・・。

 自主的なリハビリとして、週3回スポーツクラブに通って水中ウォーキング30分と水泳15分をしている。(まあこれは趣味のうち)
 通勤駅ではエスカレータでなく階段を利用している。
 休日は1時間近い散歩時間をつくっている。
 ケガする前と明らかに変わったのは、こういったリハビリを続けていれば患部に問題は生じないけれど、リハビリを怠ると悪化するってこと。
 つまり、そこだけ老化が早まったような感じだ。

事故後75日の足
事故後75日
まるで豚足!

事故後150日の足
事故後150日
血管が現れてきた

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現在(事故後550日)
右足と変わらない


 ケガした時やっていた介護現場の仕事はさすがにもう無理と判断し、しばらく前から同じ介護でも事務系に転職した。
 運動量が激減した。
 体重が4キロ以上増えた。
 それが足首にも膝にも腰にも負担となる。
 いまは意識的に歩くようにしている。
 一般に、3Kと言って忌避される介護の仕事だが、これほど「よく歩き、よく筋肉を使い、よく声を出し、よく汗をかき、よく会話し、よく笑う」仕事はほかにあるまい。
 無理さえしなければ、無理さえさせられなければ、感染症のリスクさえなければ、健康には(ダイエットにも)いい仕事なのだと思う。
 ちなみに、ソルティは高齢者と接する介護関係者なので一般よりワクチンを早く打てる見込み。
 
 いまの目標は、秩父の両神山(1723m)である。
 山頂までの往復で6時間半かかる。休憩入れたら8時間半だ。
 これがクリアできれば、完全復活と言っていいだろう。
 とくに登りよりも下りが問題である。
 これから毎回少しずつレベルを上げた山歩きにトライしていきたい。
 待ってろよ、両神山!
 
両神山


両神山2