まだまだ暑い日が続く。
熱中症防止に水分補給が欠かせない。
ソルティが子供の頃、夏の飲み物の定番と言えば、カルピスとコーラと麦茶だった。
遊びから帰って来て冷蔵庫を開けて、透明のボトルに入った原液を薄めたカルピスがあったりすると、夏の喜びをひとしお感じたものである。
たいていは麦茶だっただけに・・・・。
大人になってからは、やっぱりアイスコーヒーと烏龍茶。
微糖のアイスコーヒーに牛乳を加え、氷をたくさん入れてアイスカフェオレにして飲む。
ここ数日は製氷皿の氷では足りなくて、コンビニで氷を買っている。
氷塊と言いたいほど大きくて水晶のように透き通っているのが、涼しさを演出する。
烏龍茶は2Lのペットボトルを買う。
飲みすぎて、夜間トイレに立つことになるのが玉にキズだけど、脱水症状や便秘の苦しさを思えば多少取り過ぎのほうが良かろう。
老人介護施設で働いていた時は、利用者に「少なくとも一日1500ml以上は飲ませてください」と看護師からきつく言われていた。
液体だけでは進まない人には、フルーツ味の付いたゼリーを提供した。
春頃、職場からの帰り道に小さなベトナム食材店がオープンした。
覗いてみたら、ベトナムのいろいろな調味料やお菓子や食材が並んでいる。
「ケオ・サップ・コム」という名のゴマやナッツを固めたキャラメルウエハース(サクサクして風味豊かで美味しい)と1Lパック入りのココナッツウォーターを試しに買ってみたら、見事はまってしまった。
ココナッツウォーターの一口目は、「なんだかスイカの汁みたいなボケた味だな」という物足りなさを覚えるが、二口三口と飲み続けると、ほんのりした甘さとココナッツの自然で優しい風味がクセになる。
なにより、体に吸収される感がすごくある。
ポ×リスエットやアク×リアス以上の抵抗の無さである。
アイスコーヒーや烏龍茶のような苦みがなく、スポーツドリンクのような人工的な甘ったるさも希薄である。
ソルティはベトナムには行ったことがないが、20代の頃にフィリピンやモルジブにスキューバダイビングしに行った。
椰子の生い茂る砂浜のレストランで、てっぺんを切り落としたココナッツの実にストローをさしたものを差し出され、はじめて口にしたときの感激を思い出した。
一緒に行ったOTOKOは今いずこ?
表示によると、ココナッツウォーターのカロリーは100mlあたり 16kcal。
カフェオレ 38kcal、スポーツドリンク 21kcal、コーラ 46kcal、濃縮還元リンゴジュース 43kcal(以上「日本食品標準成分表」より)、カルピス5倍希釈時 46kcalに比べれば低いけれど、烏龍茶 0kcalにはさすがに敵わない。