左足かかとの骨折からもうじき丸2年となる。
 普段の生活ではとくに不便は感じない。
 仕事はデスクワーク中心で、休日も走ったり飛んだりするわけではないので、たいてい足のケガのことは忘れている。
 朝起きてすぐの時だけ、足首に固さを感じ、階下へ降りる際に手すりを使った斜め降りになってしまうくらい。

 ただ、天候によって足の痛みがぶり返すことがある。
 曇りの日、雨の日は、シクシクした痛みを覚える。
 古傷がうずくというやつだ。
 それは寒気や湿気のせいとずっと思っていたが、どうもそうではなくて、気圧と関係あるようだ。
 低気圧が近づくと不調になる。
 気象病というやつである。

 このたびの台風も、近づくにつれ足がうずき出した。
 日中でも職場の階段を降りるのがぎこちなくなった。
 ソルティの場合、足のうずきだけでなく、低気圧になると体がだるくなり眠くて仕方ない。あくびばかり出る。
 人によっては頭痛やめまいや耳鳴りを起こす人もいるようで、頭痛―るという専門予報サイト(アプリ)もあるくらいなのだ。

 気象病は自律神経と関係が深いらしい。
 気圧の急激な変化は、自律神経に影響を及ぼし、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなる。
 すると、全身の血管や神経が過剰に刺激される。
 それが頭痛や関節痛の起こる原因のようだ。
 ストレスなどで自律神経失調気味になっている人は、もろ影響が出やすいのだ。

 骨折のおかげで、天気の崩れるのを予知できるようになった。

 しかし、ねむい・・・・

台風