海の向こうに富士山を望む“北斎・広重な”景色が見たいと思い、はじめは房総半島を考えていたが、自宅からの日帰りはなかなか厳しい。
 横浜から京急を使って三浦半島を訪ねることにした。
 前夜の烈風と今年一番の朝の冷え込みに出発前は怖じていたが、日中は風はやさしく陽射しは暖かかく、絶好のハイキング日和であった。
 上も下も念を入れて厚着したせいで、30分も歩けばうっすらと汗をかいた。

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葉山教会下にあるマップ


登山日 2021年12月18日(土)
天気  晴れ(最低気温2.7度、最高気温8.9度)
行程
09:40 京浜急行・逗子葉山駅
    歩行開始
10:20 葉山教会
10:30 仙元山
    昼食休憩(60分stay)
12:20 189mピーク
13:15 葉山教会下
13:30 森戸海岸・森戸神社
15:40 逗子葉山駅
    歩行終了
所要時間 6時間(歩行4時間+休憩2時間)
最大標高差 180m


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京急・逗子葉山駅(北口)
目の前に逗子市役所がある

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亀岡八幡宮もある
土地の神に挨拶し登山の無事を祈る
これ、大事

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このあたりは土地の起伏が激しい
∴トンネルが多い
四国遍路を思い出すなあ~
 
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葉山教会下
ここからいきなりの急登(心臓破りの坂として知られる)

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葉山教会(プロテスタント)
歌に出てくるような丘の上の教会
建物左手から山道が始まる

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ひと登りで仙元山の頂上に
立派なビャクシン(イブキ)の威風があたりを払う
ちょっと早いがここで昼食
絶景をオカズに・・・

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葉山町、相模湾をはさみ伊豆半島と富士山を望む

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富士山の右手に七里ガ浜と江の島

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富士山の左手に続くは “伊豆のや~ま やァ~ま”

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海岸べりに森戸海岸、森戸神社の杜が見える

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俗に「ナポリを見て死ね」と言うが、この景色はナポリ以上
ナポリ湾とヴェスヴィオをこの目で見たソルティが保証する

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心臓破りの階段を上って本日のピーク(189m)

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ここからも富士山が見えた

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伊豆大島も見えた

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照葉樹の気持ち良い尾根を下る

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江の島の見える坂道を下る

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森戸海岸に到着

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ここが慎太郎・裕次郎が遊んだ『太陽の季節』や『狂った果実』の舞台

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葉山の御用邸はもう少し半島の先にある

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森戸神社
治承4年(1180年)源頼朝によって建てられた
祭神は大山祗命(おおやまつみのみこと)、 事代主命(ことしろぬしのみこと)

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別荘や分譲マンションが立ち並ぶセレブな海岸
砂浜には散歩する人、ジョギングする人、貸しボートに乗る人、
犬と遊ぶ人、寝っ転がって日光浴する人、ただ海を見る人

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トンビの姿と鳴き声が目立つ
ピ~ヒョロヒョロ
うららかだ

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駅へ戻る途中で見かけたクッキーの自販機

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JR逗子駅
立憲民主党が街頭演説をやっていた。
もらったビラに書いてあったのだが、米在住の男が最近逗子市に10億円を寄付した。
なんでも、若い時に逗子市から支援を受けて大学に行けたことに対するお礼だとか。
逗子市はそれで基金を作り、若者支援に使うらしい。
いい話だ。

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逗子葉山駅(南口)に戻る


 今回、休憩をはさみながら都合4時間歩いた。
 やはり、3時間を超えたあたりから骨折した左足のかかと周囲の筋に痛みが生じる。
 まだ歩き方に変な癖が残っているようだ。
 もっと足先を鍛えて筋力および柔軟性を身につけないと、秩父武甲山(1304m)にも両神山(1723m)にも登れないな。
 再度の四国遍路も難しいな(やるつもりか!)

 山と海と絶景の素晴らしいコースであった。


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駅構内のお蕎麦屋さんで天玉そばをいただく
(高知県土佐清水の宗谷節を使ったダシが美味)