秩父市内散策の面白さは、やはりレトロ探訪にある。
 江戸時代から続く商家、明治時代のハイカラ建築、大正・昭和初期のアールデコ調店舗、戦前の妓楼や料亭、昭和レトロなアパートや民家などが、混然と立ち並んでいる。
 地盤が固いため関東大震災の被害を受けず、戦災も免れたことが、このような多彩でノスタルジックな街並みを可能にした。

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秩父名物・豚肉味噌漬けの老舗

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煙草屋

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PUB

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工務店

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旧病院

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レストラン

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焼き鳥屋

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 大みそかの午後は西武秩父駅前の祭の湯で禊をし、鍋焼きうどんを食べた。
 宿に帰って瞑想しながら年越し。
 秩父のカウントダウンは、若者の雄叫びも爆竹音もバイクの唸りも、除夜の鐘さえ聞こえない、静かなものであった。 (泊まっていた宿の防音効果によるかもしれない)  
 元日は朝5時に起きて、暗い中を秩父神社へ。
 久しぶりにたくさんの星を見た。
 境内は人少なく、ゆっくりと参拝できた。
 おみくじは「小吉」。
 これは中吉と吉の間(上から3番目)なので、ちょうどいい塩梅かな。 

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秩父神社
酒樽(お神酒)が並ぶ

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秩父神社
特設賽銭箱が置かれている


 そうそう。秩父散策の醍醐味は街角の神仏との出会いもある。
 お寺の境内や路傍に立てられた神仏の像たちの由緒を確かめるのも面白い。

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秩父ガメラ?
妙見様(北斗七星の神格化)のお乗りになる亀の子石である
江戸末期まで秩父神社は妙見様を祀っていたという

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六地蔵
季節ごとに衣替えしている

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う、麗しい!

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七福神(秩父市東町の惣円寺)
昨年末に禍々しい六福神を掲載したら、
この方々に呼ばれ、「訂正せよ!」と言われました・・・


生きとし生けるものが幸せでありますように!