日時: 2022年3月13日(日) 14時~
会場: 日野市民会館(ひの煉瓦ホール)
曲目:
  • J.シベリウス: 交響詩『フィンランディア』
  • V.カリンニコフ: 弦楽セレナーデ
  • A.ドヴォルザーク: 交響曲第6番
指揮: 竹内健人

煉瓦ホール
ひの煉瓦ホール

 東京都立大学管弦楽団の2021年度卒業生らによるコンサート。
 在学中コロナ禍で演奏機会が奪われたことから、このたび発足したという。
 積もる思いがあったことだろう。
 
 曲目はかなり前に決まっていたと思うが、なんだかあまりにタイムリーな選曲で、今日のこの事態を予期していたかのよう。
 ロシアやスウェーデンに長年支配され苦しめられてきたフィンランド出身のシベリウス。
 社会主義国としてソ連の強い監督下にあったものの1992年ビロード革命で共産党体制が崩壊、その後2つの国に分かれたチェコスロヴァキア出身のドヴォルザーク。
 そして渦中のロシア出身のカリンニコフ。
 民主化と民族自立を求めて立ち上がったフィンランドとチェコスロヴァキアが、巨大なロシアを間に挟むという、対プーチン的プログラムであった。
 もっとも、挟まれたカリンニコフは貧乏と病気に苦しんだ上に34歳と短命で、作曲家として不遇な人生だった。音楽家としての名声においては、シベリウスとドヴォルザークに到底かなわない。

 ひの煉瓦ホールは、JR中央線・日野駅から歩いて15分ほどの高台にある。
 駅からの道は結構な登りで、途中で上着を脱ぎ半袖シャツとなった。
 20度近いポカポカ陽気は外歩きを誘う。
 が、ソルティはこの時期、コロナでなくとも外出自粛の身であった。

花粉症

 結局、花粉症のため頭がボーっとして、客席で半分まどろんでいる始末。
 まあ、ナマの音の刺激は気持ちよかったから、これはこれで良いとしよう。
 
 イベント制限解除で、これからアマオケもどんどん復活するだろう。
 世界ではロシア出身の音楽家があちこちの劇場から排除されている現実がある。
 が、今回のコンサートのように、プログラムからだけはロシアを排除せず、カリンニコフもチャイコもショスタコーヴィッチもラフマニノフも、どんどんやってほしいものである。