先だって利根運河を歩いたときに、運河の土手にヒメオドリコソウ(姫踊り子草)が群生しているのを見かけ、記事にも上げた。

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ヒメオドリコソウ(学名:Lamium purpureum)
シソ科、ヨーロッパ産で明治期以降に日本に入ってきた
(言われて見ればシソの色)

 この川端康成チックなゆかしい名前は、花の形が「笠をかぶった踊り子」を思わせるからということだが、上記の写真からそれがわかるだろうか。
 ソルティはかなり苦しい比喩と思った。(そもそも花が小さ過ぎ) 

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 先日、20度を超えた陽気に誘われて家の近くを散歩していたら、ヒメオドリコソウがあちこちの道端に咲いているのに気づいた。 
 
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 最初の画像と比べると、紫蘇色のクリスマスツリーのような葉形が崩れて、白っぽい花がすっかり満開となっているのがおわかりになるだろう。
 花をアップする。

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 花が身を起こすように立ち上がっている。
 踊り子というより、ゴルフ場にいるキャディのおばさんのように見える。
 「そこは3番アイアンね」

 ではこれなら?

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 笠をかぶり扇子を手に広げた踊り子たちとしか見えない!
 そろいの薄紫の着物が美しい。
 花笠音頭がどこからか聞こえてくる。

   目出度目出度の 若松様よ
   枝も
   チョイチョイ
   栄えて葉も茂る
   ハー ヤッショ マカショ
   シャンシャンシャン

 名前の由来に十分納得した。