国葬モドキが行われている武道館から、およそ2キロ離れた国会議事堂前に13:40に到着。
 すでに正門に続く両並木の歩道は人でいっぱい。
 通り道をつくるため歩道の幅が半分に区切られて、参加者スペースが狭くされているのがもどかしい。
 ソルティは、8.31デモの時と同じ、議事堂の左翼側の最前列に場所を取った。

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 開始を待っていると、様々なプラカードや幟を掲げた人が目の前を通り過ぎていく。
 やはり手作りの物には味がある。

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 14時スタート。
 野党代表や憲法学者、従軍慰安婦の支援者、在日ミャンマー人の活動家、浄土真宗僧侶、カトリックの作家、演劇人、田中優子法政大学前総長等々、今回も多方面からの色々なスピーチが続いた。
 このスピーカーの多様性が意味するものは、ただ一つ。
 ここ数年の安倍元首相の民主主義を無視した強権政治に、みんな怒っていたのだ!

 一番びっくりしたのは、伝説的フォーク歌手・小室等の登壇。
 詩人の谷川俊太郎『死んだ男の残したものは』や中原中也『サーカス』の詩に曲をつけた歌など、何曲かギター片手に歌ってくれた。
 かなりのお歳だと思うが、しっかりした声と息で、朗々と歌いあげた。さすがプロ!
 中で、「あれ?この歌はたしか往年の人気時代劇『木枯し紋次郎』のテーマソングでは・・・?」と、思わず懐かしさが込み上げてくる歌があった。
 スマホで調べてみると、上条恒彦が歌った『だれかが風の中で』は、作詞が市川崑監督夫人で脚本家の和田夏十、作曲が小室等であった。
 知らなかった。
 この人の登場で、なんか空気は一気に70年安保に戻ったような感があった。(と言ってソルティは当時まだ小学生だったが・・・)

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 その間も参加者はどんどん増えていき、最終的には15,000人に膨れ上がった。
 8.31のデモの時の3倍以上だ。
 中高年ばかりでなく、学生など若い人の姿も見られた。
 世代を超えた輪が広がっている感触がある。
 ソルティはデモというものに参加するようになって四半世紀以上経つが、今回のデモに最も雰囲気が近いと思ったのは、90年代半ばに日本中でうねりが起こった薬害エイズ訴訟支援である。
 あのときは本当に、老若男女が、右と左の立場も超えて、一丸となって国に対して怒りの声を上げた。(デモの群衆の中には、小林よしのりや櫻井よしこの姿もあった)

 国葬が終わったからと言って、問題が解決したわけではない。
 統一協会との癒着、2020東京オリンピックを巡る汚職、追及すべきことは沢山ある。
 どうやら政治の季節がまた到来したようだ。