1989年原著刊行
2020年(株)ハーパーコリンズ・ジャパン
高里ひろ・訳

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表紙イラスト:石川のぞみ

 著者はオーストラリア出身の作家兼弁護士。
 原題は Cocaine Blues 「コカインブルース」

 オーストラリアでベストセラーになり、テレビドラマ化、映画化(2020年)、現在まで20冊を超えるシリーズとなっている人気ミステリーの第一作。
 本邦では今のところ続巻は刊行されていないようだ。

 『高慢と偏見』、『ダウントン・アビー』など昔の上流階級を描いた小説やドラマが好きなソルティも、これ一作でいいかなと思った。
 若く美しく裕福な男爵令嬢にして大胆不敵な主人公ミス・フィッシャーのキャラクターはたしかに魅力的だが、残念ながらミステリーとしての出来がよくない。
 豪華な邸宅や美しい衣装やアクセサリーを楽しむなら、テレビドラマのほうが「バえる」だろう。

 気軽にサクッと読めるので、駅のキオスクに置くには向いている。
 ――って、キオスクはいまも文庫本を扱っているのだろうか? 時刻表はすでになかったが。




おすすめ度 :★★

★★★★★
 もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★  面白い! お見事! 一食抜いても
★★★   読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★    いい退屈しのぎになった
     読み損、観て損、聴き損