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★★ いい退屈しのぎになった
★ 読み損、観て損、聴き損
首都圏に住まうオス猫ブロガー。
十牛図(じゅうぎゅうず)は、悟りにいたる10の段階を10枚の図と詩で表したもの。「真の自己」が牛の姿で表されているため十牛図といい、真の自己を求める自己は牧人(牧者)の姿で表されている。十牛禅図や牧牛図ともいう。作者は、中国北宋時代の臨済宗楊岐派の禅僧・廓庵。
(ウィキペディア『十牛図』より抜粋)
篠田監督の『夜叉ヶ池』を観たばかりだったので、どうしても両監督を比較せずにはいられなかった。
大島渚、篠田正浩、吉田喜重の3人は、その新進気鋭の姿勢から1960年代に「松竹ヌーベルバーグ」と並び称された。
美人女優を妻にもったことでも共通項がある。
ソルティは、どうもこの3人を同列に論じるのは間違いではないかという気がしてならない。
大島渚と吉田喜重は、確かに「ヌーベルバーグ」と言うにふさわしい。
既存の価値観や方法論を打ち破る独自の映画スタイルと作家性を持っている。
が、篠田正浩はつまるところ大衆好みの娯楽作家と思うのだ。
もちろん、大衆好みの娯楽作品を撮るのが悪いわけでは全然ない。
大ヒットして映画賞を総なめにした『瀬戸内少年野球団』(1984)も『少年時代』(1990)も、日本映画史に残る作品である。
が、「ヌーベルバーグ」を冠せるほどの作家性はそこにはない。
篠田が60年代に撮った石原慎太郎原作の『乾いた花』(1964)はなかなか良かったが、大手映画会社から脱して自己プロダクションとATG製作で撮った『心中天網島』(1969)は、スタイルこそ目新しかった(前衛的)ものの、テーマ的には凡庸――というより近松門左衛門の原作をなぞったものでしかなかった。
篠田監督は見るからに温厚で“いい人”っぽく、美しい妻を得て、大衆に愛されて、円満な人生を送られた。
大島や吉田のような強い反体制思想は持っていなかったんじゃなかろうか?
おすすめ度 :★★★★
★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★ 面白い! お見事! 一食抜いても
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模擬選挙の実施を前に、村中から敬われている老僧はひとつの決断をし、弟子に申し付ける。「鉄砲を2丁用意せよ」弟子は山を下りて、村中を巡って、鉄砲を探す。一方、銃コレクターの米国人は、南北戦争時代の古い鉄砲を村人が所有していることを知り、破格の高値でそれを買おうと試みる。鉄砲は、老僧を敬愛する持ち主によって、無償で弟子に手渡された。弟子に先起こされた米国人は、彼を追って山に登り、老僧がとり行う儀式に参列することになる。いったい、老僧は何を考えているのか?
儀式とは何なのか?
