日時 2026年5月6日(水)14:00~
会場 新宿文化センター大ホール
曲目
- ヨハネス・ブラームス: 『悲劇的序曲 作品81』
- エドワード・エルガー: 独創主題による変奏曲(エニグマ変奏曲)
- ヨハネス・ブラームス: 交響曲第1番 ハ短調 作品68
- 〈アンコール〉 エドワード・エルガー: 威風堂々 第1番
指揮 和田 一樹
ブラームスの交響曲とはどうも相性が悪い。
これまでほとんど感動したことがない。
これまでほとんど感動したことがない。
率直に言って、「堅苦しく、遊び心にかけて、つまらない」と思ってしまう。
なので、メインプロがブラームスの交響曲である演奏会は自然と避けてしまうのが常なのだが、今回は別である。
いろいろと驚かしてくれることの多い和田一樹&豊島オケのコンビだからだ。
これまでのマイナスイメージを払拭してくれるかもしれない。
久しぶりに新宿駅で下車した。
あれ? ALTAがない!
ビルのあった場所が、歯が欠けたように空間になっている。
7階のALTAスタジオでやっていたタモリ司会の『笑っていいとも!』(フジテレビ)が2014年3月で終了し、その後、しばらくしてスタジオ自体がなくなったのは聞いていた。
が、ビルの解体は知らなかった。
ウィキによると、現在三越伊勢丹の運営になっているが、営業赤字のため2025年2月で閉館、昨年4月より解体工事が始まったという。
またひとつ、昭和遺産がなくなった。
駅前を行きかう令和の若者や多国籍の外国人たちにとっては、なんの感興も湧かないだろうが・・・・。
新宿文化センター
1曲目から「ブラボー!」が飛んだ。
ソルティ同様、根強い和田&年増豊島ファンがいるんだな~。
たしかにテクニックと安定感は玄人はだしである。
しかるに、残念ながらやっぱり面白くない。
まだブルックナーのほうが面白いよなあ~、とブルヲタが聴いたら憤激するようなことを思う。
2曲目エルガー『エニグマ変奏曲』によって、その思いはさらに強まった。
エルガーの面白いこと!
同じ一つの主題を趣向を変えて14回繰り返す、しかもそれぞれが作曲家自身の家族や友人の性格や特徴を反映させた人物描写になっている。
遊び心あるなあ~。
実に楽しい。
ソルティは、ティンパニーが縦横無尽に暴れる7曲め、ゴシック建築のごとく壮麗にして堂々たる9曲目、晩秋の森の清澄さを思わすチェロの甘美なる12曲目が良かった。
メインの交響曲第1番。
やはり、「ブラボー!」が飛び交った。
それに十分値する良い演奏だったと思う。
だが残念ながら、やっぱり乗り切れなかった。(途中、気が遠のいた)
和田&豊島オケにして駄目なら、救いはないかもしれない。
というか、和田とブラームスってなんか合わないような気がする。
和田って、見るからに遊び心満載の男だし。
その意味で、今回はアンコール曲『威風堂々』が一番良かった。
会場のオーラを一気に明るくし、帰途の足を軽やかにする完璧フィニッシュ。
ブラームスよりブルックナー開眼のほうが早いかもな。


































