本書の著者二人は親子です。私たちは、仏教学者の父と数学者の息子という、一見交わりにくい分野を専門とする親子の対話を通じてこの本を執筆しました。その一番の目的は、AIによって人類の持つ既存の価値が奪い尽くされたとしても、なお私たちには「生きる意味」や「存在する価値」が残されるという確信を表明し、「我執を捨てて生きる」という新しい道をAI時代の新たな生き方として提案することです。(「はじめに」より)
前者は縦書きの右開き、後者は横書きの左開き。例えるなら、国語の教科書と数学の教科書の合体形態である。
そうした反論が一般であろう。
斎 AIとの比較で言えば、「AIには心がない」と思いたくなるけれども、むしろ逆で、「私たちには“人間だけが持つ心”というものがあるんだ」という感覚こそが錯覚だと。閑 「AIには心がないじゃないか」というその言葉の投げかけ自体が、実は我欲の一端なのです。「心を持つ自分たちの方が心のないAIよりも優れている」という、自分だけが特別でありたいという、我欲の表れです。
閑 これから私たちが迎える社会とは、ある意味で「すべてが無意味な社会」に他なりません。私たちはその現実を直視し、受け入れる必要があるかもしれない。・・・(中略)・・・「社会にどれほどの影響を与えられるか」といった価値観にしがみつき、他人と比べることで自分の立場を確立しようとしても、虚しさが募るばかりです。なぜなら、社会に最も大きな影響を与えるのは、今後は人ではなくAIだからです。だとすれば、私たちは自分自身の内側に目を向け、一人ひとりが自分自身の生き方や生きがいを築いていく必要があります。
★★★★★ もう最高! 読まなきゃ損、観なきゃ損、聴かなきゃ損
★★★★ 面白い! お見事! 一食抜いても
★★★ 読んでよかった、観てよかった、聴いてよかった
★★ いい退屈しのぎになった
★ 読み損、観て損、聴き損
















第一級のスリリングな面白さに満ちた本である。