2011年アメリカ映画。
前作の大ヒットを受けて予算アップしたのだろう。今回はタイ・バンコクを舞台にしたバチェラーパーティーご一行様の大暴れ。
だいたいPART2やPART3が出来映えの点で最初の作品を超えることはまれである。続編につきまとうマンネリズム(お約束ごと)と一作目の成功に気をよくした役者達が気合いを入れすぎるがゆえに生じるキャラの誇張化は、固定ファンを喜ばす一方で、作品としては新鮮さの欠如をもたらす。
が、この作品は一作目と同レベルの面白さに達している。
監督の才気、脚本の妙もあるが、一番の魅力はやはりアランことザック・ガリフィナーキスの演技にある。彼が登場した瞬間からマンネリズムの空気が消え失せてしまう。2作目でもアランはやっぱり新鮮である。
アランが出てくるシーンでは、目は自然とアランに行ってしまう。よく演技に関しては「子供と動物にはかなわない」と言われるが、ザック(と脚本家)はアランの精神年齢を10歳くらいで止めているのだろう。風変わりで異常で変態でトラブルメイカーなのに愛らしさを感じざるを得ないのはそのためなのだろう。
立ち上がったオットセイのような体型ですら愛らしい。
評価:B-
A+ ・・・・・ めったにない傑作。映画好きで良かった。
「東京物語」「2001年宇宙の旅」
A- ・・・・・ 傑作。劇場で見たい。映画好きなら絶対見ておくべき。
「風と共に去りぬ」「未来世紀ブラジル」「シャイニング」
「未知との遭遇」「父、帰る」「ベニスに死す」
「フィールド・オブ・ドリームス」「ザ・セル」
「スティング」「フライング・ハイ」
「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「フィアレス」
B+ ・・・・・ 良かった~。面白かった~。人に勧めたい。
「アザーズ」「ポルターガイスト」「コンタクト」
「ギャラクシークエスト」「白いカラス」
「アメリカン・ビューティー」「オープン・ユア・アイズ」
B- ・・・・・ 純粋に楽しめる。悪くは無い。
「グラディエーター」「ハムナプトラ」「マトリックス」
「アウトブレイク」「アイデンティティ」「CUBU」「ボーイズ・ドント・クライ」
C+ ・・・・・ 退屈しのぎにちょうどよい。(間違って再度借りなきゃ良いが・・・)
「アルマゲドン」「ニューシネマパラダイス」「アナコンダ」
C- ・・・・・ もうちょっとなんとかすれば良いのになあ。不満が残る。
「お葬式」「プラトーン」
D+ ・・・・・ 駄作。ゴミ。見なきゃ良かった。
「レオン」「パッション」「マディソン郡の橋」「サイン」
D- ・・・・・ 見たのは一生の不覚。金返せ~!!